内容説明
Twitterでウワサの“ほぼ百字小説”が初の書籍化!たった100字の短い物語が、君の頭を刺激する。すぐに読めてたっぷり楽しめる130話!
目次
あの路地を通るのを怖
学校のプールには何か
青空に、ぽんっ、と蓮
不法投棄されブロック
火事があってから何週
標識が増えたなあ。そ
泥のように眠りながら
もわああああああああ
ひさしぶりに前を通る
謎の式典に行かねばな〔ほか〕
著者等紹介
北野勇作[キタノユウサク]
1962年、兵庫県生まれ。92年、「昔、火星のあった場所」で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。『かめくん』で日本SF大賞受賞。新作落語の会“ハナシをノベル”では、ノベラーズの一員として新作落語を書く。田中啓文との朗読ユニット“暗闇朗読隊”として、不定期にライブを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぜんこう
33
北野勇作さんのほぼ100字で書かれた小説(?)130編。飯田茂実さんの『一行物語集世界は蜜でみたされる』みたいで僕はこういうの好き。 起承転結の特に「結」がないので想像力が働いたり、不穏な空気になったり、とにかく全体にシュール。イラストもなかなかいい。 こういう発想を種にして北野さんの不思議な世界ができあがるんだろうなと思わせる。2018/11/04
かわうそ
31
ショートショートでも単なる書き出しでもなく、たった100字で読み手の感情を揺さぶり想像力を喚起する新ジャンル誕生。この文字数で、たしかにこの著者の作品だと感じられるのもすごい。2018/09/24
みんち
23
「ひとり北野勇作祭り」、年をまたいでもうちょっとだけ継続中。というワケで、新年最初の一冊は『その先には何が!? じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説』を読了。これは氏がツイッター上で不定期に投稿していた「1度に書き込める文字枠内で成立する一つの短篇」をピックアップして一冊に纏めたもので、そのため1ページにつき1つ、全部で130もの物語を収めた、ポケットに入るような大きさの本でありながら、読んでみると意外にもたっぷりとしたボリュームを楽しめる一冊になっている。2019/01/05
宇宙猫
19
★★★ 短い文なのに、なにかモヤモヤが残るとしか書けない2019/03/06
マツユキ
14
CDサイズが可愛い本。ほぼ100字の小説が、130話。ちょっとずつと思っていたのに、止まらず、そのまま最後まで読了。一編ずつ、ぞくっ、ぞわぁ。でも、どこか心地好い。北野さんだなあ、と思う。2019/09/22
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