感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
50
北欧のブラックメタルが起こした事件や思想の変遷を追った一冊。メタルやロックというと基本的に反体制というイメージがあり、当事者たちもそれを理解した上での言動が多いのだが、本書ではその極北みたいな事件が多い。サタニズムから、殺人、極右やネオナチまで、行きつくところまで行った事件の概略から当事者へのインタビューまで、それが詳しく報じられている。同時にそれが北欧ブラックメタルの歴史と重なっているのも特徴。正直ロッカー等の言動はファッションでやっていると思ってたので、斯様な事件を実際起こしているのは以外でした。2021/06/24