目次
第1章 死の商人と呼ばれた男
第2章 原爆が投下された日
第3章 放射線との戦い
第4章 アメリカはお友達?だが…
第5章 女性弁護士三淵嘉子の誕生
第6章 家庭裁判所の母
第7章 原爆裁判
第8章 三淵嘉子の終わりなき戦い
「原爆裁判」判決文
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
28
原爆のこと、知らなかったことがいっぱい。インドのパール判事、原爆投下とホロコーストを同じように考えてくれたことはうれしいし、おおもとは、トルーマン大統領の人種差別の考え方だったとは。戦勝国の思うままは仕方がないが、日本の原爆裁判などの出来事があるとうれしいもの。でも、賠償については日本が放棄してしまっているので、忸怩たる判決だが、アメリカなどへの大きなメッセージとなっている。三淵嘉子さんの関わりは、どこまでかは分からないが、原爆と朝ドラが深まる本。第五福竜丸のことも知ることができ、良本です。2024/07/24
MrO
2
前半がアメリカの視点からの原爆投下について。あれだけの反対がありながらも投下を止められなかったアメリカも十分に病んでいる。後半が寅ちゃんのお話。2024/07/07
読書の鬼-ヤンマ
1
2024年7月11日第4刷、図書館本。原爆裁判の判決文。P194:①被告=日本国、②主文:原告の請求は"棄却"。訴訟費用は原告負担。P257~:以上の理由により、原告の本訴請求は失当であり、棄却は免れない。裁判官:三淵嘉子。本書、山我浩氏の立ち位置が判る=アメリカは悪い、日本は可哀そう。戦争の動機は様々で、良い悪いを簡単に論じれない。立ち位置をアメリカとすると、攻撃警告も無しに真珠湾(史上初のアメリカ本土)攻撃されれば報復する。山我氏は原爆使用を事前警告なしに投下したと責めるが、真珠湾攻撃は問わない。 2024/07/25