内容説明
「とにかく食べて太りなさい」医療の常識を根底から覆す“長時間透析”が患者たちにもたらしたものとは。食事・塩分・水分を制限するのは人工透析を受ける以上、避けられないのか?異端の医師と患者たちを追ったノンフィクション。
目次
第一章 かもめの流儀(熱く語る人;透析に至るまで ほか)
第二章 孤高の人(思い立ったら命がけ;疑うこと ほか)
第三章 普通の幸せ(信じられない光景;絶望から希望へ ほか)
第四章 「長時間透析と自由食」をめぐって(異端児;とうとう完成したな ほか)
著者等紹介
松下隆一[マツシタリュウイチ]
1964年、兵庫県生まれ。作家・脚本家。2020年『もう森へは行かない』で第1回京都文学賞を受賞。同作を改題した『羅城門に啼く』(新潮社)で時代小説デビュー。2023年『〓(きゃん)』(講談社)で第6回書評家細谷正充賞、2024年同作で第26回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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