内容説明
専門用語ばかりで難しい大学の先生のはなし。でも、大学の先生たちが考えている「未来」は、分かるとものすごくおもしろいのです。日常生活からイメージしやすい内容をまじえて、未来について話してもらいました。
目次
第1章 多様性とイノベーション(人が動く、未来が動く;混ぜることから見えるもの;都市の歴史に学ぶ未来のまちづくり)
第2章 持続可能な社会とコミュニティ(人と人がつながる制度づくり;だれもが取り組めるSDGs;災害を乗り越えるための経済学)
第3章 テクノロジーと都市(細菌とたたかう人類の未来;未来の電気のつくり方;進化する天気の科学)
第4章 コミュニケーションと社会(人の行動を導く天気予報;アリから教わる社会のあり方;声の科学が変えるコミュニケーション)
第5章 安全と未来(過去に学び、残し伝えること;備えのリアリズム;未来に対する私たちの責任)
著者等紹介
祗園景子[ギオンケイコ]
神戸大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了。福山大学博士学位論文提出。博士(工学)。神戸大学遺伝子実験センター、サントリーホールディングス株式会社植物科学研究所、神戸大学大学院工学研究科などを経て、神戸大学V.School助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くらーく
3
誰向けの本なのだろうか?中高生かな。平易でビジュアルでサックサクと眺めて、ところどころをつまみ読み。そんなかんじだったかな。どんな学問も将来につながるってところで良いかなあ。2021/11/13
みずさわゆうが
1
神戸大学の研究紹介。15人の研究者がそれぞれの研究を独自に語る。大体どれも10分~20分程度で読めてしまうのがよいし、それぞれの研究のつながりや対称性もどこか感じるのもよい。あとがきで小川さんが述べている「読み方」は首肯でき、本書をもって実践できる。判型も大柄の正方形で、図書館などで広々とゆったりと読める、イラストもそう。編集者の祇園さんのコラムが各研究の末尾につく。そことの関係性も楽しい。肩肘張らずに、中学生、高校生がふうん、と思って読んでくれるといいですね。2025/09/05