内容説明
米軍潜水艦が出没する海を渡り樺太までセドリにいく猛者がいた。廃棄寸前の朝鮮総督府払下げ品をどっさり買い込む目利きがいた。現役の古書店主が執念で調べ上げた〈外地〉の古書店事情と〈内地〉とのネットワーク。古本屋はいつの時代にも、どんな所にも、いる。増補資料、植民地時代の「地図」と「時刻表」宮田四郎の「探書旅行」全文収録。
目次
第一章 樺太へ渡った古本屋たち
第二章 台湾へ渡った古本屋たち
第三章 朝鮮へ渡った古本屋たち
第四章 満洲へ渡った古本屋たち
第五章 中華民国へ渡った古本屋たち
第六章 総集編
増補資料 宮田四郎の「探書旅行」と加藤澄男「朝鮮古書界の思い出」
著者等紹介
沖田信悦[オキタシンエツ]
1946(昭和21)年、新潟県東蒲原郡鹿瀬町向鹿瀬の昭和電工社宅にて生まれる。1964年、県立津川高校(現・阿賀黎明高校)卒業。1969年、明治大学文学部卒業。現在、船橋市の自宅でインターネット古書店・鷹山堂を経営。POW研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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