内容説明
絶えまない逆境を乗り越えて、発展を遂げてきた現代アイヌ文学。その戦後から今日までの軌跡に光を当てる。小説、評論、エッセイ、詩歌、自伝、新聞、雑誌、同人誌―。〈近代編〉と併せて1000頁を超える在野研究の金字塔、完結。
目次
第1章 戦後のアイヌ文学の幕開け―言論活動の復活
第2章 知里真志保の業績と影響
第3章 現代小説の台頭
第4章 一九七〇年代のアイヌ文学の展開
第5章 脱植民地化への挑戦
第6章 「エカシ」たちの復活とその仕事
第7章 萱野茂の仕事
第8章 アイヌ民族による現代詩歌
第9章 多様化する現代アイヌ文学
第10章 現代アイヌ文学についての試論
著者等紹介
須田茂[スダシゲル]
1958年東京都生まれ。学習院大学法学部政治学科卒。民間企業に勤務する傍ら明治以来の近現代のアイヌ文学を研究。北海道文化財保護協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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