内容説明
徳川家康の黒印状から幕末の松前藩のクーデターを物語る文書、明治期の人事・政争・汚職の顛末がわかる記録まで―「北海道命名一五〇年」の“光”と“影”も明らかに。
目次
松前家、蝦夷島主の地位固める―徳川家康からの黒印状
アイヌ民族の懐柔と隷属化―「夷酋列像」に書かれた序文
日露初交渉の陰で消えた命―ヲロシャ人小屋外廻り之図
「噴火湾」と名付けたイギリスの探検船―「魯西亜船入津一件」に見るもう一つの異国船騒動
北海道初の官製道路、開削―近藤重蔵の偉業を伝える「東蝦新道記」
苫小牧に伝わる八王子千人同心隊の苦難―幽霊話を生んだ「梅の墓」の七言絶句
津軽藩士、斜里警備で大量死―生き残った藩士が伝えた壮絶な記録
心中事件を伝える「悲恋塚」―真相を隠蔽する「近藤家古文書」
ペリー艦隊の来航で松前藩が大騒ぎ―住人を震え上がらせた「箱館入港亜米利加船触書」
幕末に「ストーブ」の図面描く―幕吏梨本弥五郎の発注文書〔ほか〕
著者等紹介
合田一道[ゴウダイチドウ]
1934年北海道上砂川町生まれ。佛教大学文学部卒。北海道新聞社に入社し、道内各地を回る。在職中からノンフィクション作品を発表。退職後は札幌大学講師など。北海道ノンフィクション集団代表。日本脚本家連盟北海道支部長。ほっかいどう学を学ぶ会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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