感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
29
2001年、集英社から刊行された2冊の自選短編集『汝、神になれ鬼になれ』『彼方より』の流れをくむ新たなる自選集。面白いのは当然なのだが、前2冊よりもスタイルのバリエーションが楽しめるラインナップとなっている。ジャンルだけでなく、画のタッチも作品によって工夫され、こういった短編集でまとめて読むと、諸星大二郎の漫画家としての懐の深さを実感できる。描き下ろしが収録されているのも嬉しい。その描き下ろし「鳥人の森」がすごい。最後のコマが余韻を断ち切り、断ち切られたからこそ、終わらない余韻に再び苛まれるのだ。2019/06/25
怪人バルバリ博士
3
令和が始まってから月島令子を見る楽しみ(そうか?)▼描き下ろしは1編だけでこの値段。しかし後悔はしてない。でも人にお勧めはできない▼あとがきに諸星先生が値段や付録などに対する不安を書いている。だよなあ▼星野之宣先生の特別寄稿マンガが2頁。こちらでも星野先生が諸星先生に成り代わろうとしている。こちらでは星野先生は説明しない2019/05/02
きざはし
1
いや、高えよ。諸星大二郎の新刊を見たら買う以外の選択肢がないから買ったけどさ。この時代に逆行するベンチャー出版社がどうなるか、興味本位で見届けたい。漫画は、書き下ろし「鳥人の森」以外は既読。とはいえ、相変わらず読むたびにため息が出るすばらしさなんだけど。2020/01/07
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- 和書
- 美しすぎる地学事典