内容説明
目に見えぬものたち。唯一無二の音楽家・文筆家による言葉の到達点。エッセイ全49編。
目次
1(子供でいること;北へ向かう;スーさんのこと ほか)
2(あくたれラルフ;馬ありて;タレンタイム ほか)
3(山形―カブのわらべうた;吉野―大蔵神社;飯塚―炭鉱の光 ほか)
著者等紹介
寺尾紗穂[テラオサホ]
音楽家。文筆家。1981年11月7日生まれ。大学時代に結成したバンドThousands Birdies’Legsでボーカル、作詞作曲を務める傍ら、弾き語りの活動を始める。2007年4月、ピアノ弾き語りによるメジャーデビューアルバム『御身』(ミディ)。CM、エッセイの分野でもなど活躍中。坂口恭平バンドや、あだち麗三郎、伊賀航と組んだ3ピースバンド「冬にわかれて」でも活動中。2021年、「冬にわかれて」および自身の音楽レーベルとして「こほろぎ舎」を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェアー
4
ああ、こういう風に自分が見てきたり読んできたものがつながっているのか、と感じた。 後半のライブツアー日記はとても興味深く読めた。 「ここには居ない誰かについて、過去や未来の時間軸を越えて考えることは、僕たちは当然のことになりました」という曲のフレーズにひかれる。 ライブに行ってみたい。話を聞きたいとも思う。2022/03/08
ネルシュン
3
著者独自の視点を美しい文章で綴ったエッセイ集、我々の住む世界は、目に見えるものだけでで来ているわけではないんですね。2021/12/29
OHNO Hiroshi
3
娘さんの一人は天使が見えるそうです。安倍晋三氏を嫌いな人はいるんですね。老人になると、正しいことだから相手におしえてあげてるんだ、と。注意したいものです。平等を厚程度犠牲にして自由になるか、自由を犠牲にして平等を得るのか、それが果たして平等なのか。これいくら、元を取る、とか考えないくらいの金持ちになりたいものです。何が正しいか、そんなのわかるかい。知覧特攻平和会館では泣きました。2021/12/26
maaaaay22
2
「南洋と私」がとても良かったのでこちらも買った。娘さんの天使を見たという話より、他のいろんな場所に出かけて寺尾さんがかんじたこと、調べたことの話が重厚でやはり素晴らしい。どうしたらこんなエッセイとルポの間のようなものが書けるのか〜〜〜 目指したい2025/01/14
林克也
2
プーチンが戦争を始めた日に読んだ。 ネットでウクライナの状況を追いながら紙の本で寺尾紗穂を読む。いろいろと、思うこと感じることが溢れて大変な一日だった。傍観者として「だった」で済ませてしまう自分がもどかしい。2022/02/24
-
- 和書
- 信頼