彗星の孤独

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彗星の孤独

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784909048042
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

遠くて遠い父、娘たちのぬくもり、もう会えない人と風景。未婚での子育て、結婚と離婚を経て、シングルを生きる日々を綴るエッセイ。私も父も彗星だったのかもしれない。暗い宇宙の中、それぞれの軌道を旅する涙もろい存在。ふたつの軌道はぐるっと回って、最後の最後でようやく少しだけ交わった。そんな気がした。――「二つの彗星」





「遠くて遠い」父、娘たちのぬくもり、もう会えない人と風景。ひとりの人間として、母として、女として切実に生きる日常を、世界を、愛おしく、 時には怒りにも似た決意を持って綴る。闇から明かりさす世界に向かう、光のような言葉。



亡父・寺尾次郎(字幕翻訳家)について書き、大きな反響を呼んだ「二つの彗星」をはじめ、新聞、雑誌、ウェブ、これまで様々な媒体で書いた文章の他に、大幅に書き下ろしを追加。唯一無二の音楽家・文筆家による待望のエッセイ集。

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残照

愛し、日々

御身

風はびゅうびゅう

青い夜のさよなら

楕円の夢

たよりないもののために



?

あれが恋だったとは思わない

ある一日の話

カラスの話

ダンゴムシの話

ぶらぶらしているおじさんたちの話

インコの話

帰ったら犬がいた話

呵責

丼のあたたかさ



?

Zinesterの夜

FMヨコハマに行った日のこと

河童は死んでいない

原発と私

犀の角

せめて鳳仙花の種をもう一粒

「言葉以前」の人々のように



?

高知 心の調律師

長野 無言館

高知 ちょうちょう

東京 来てみりゃ八丈は情け島

沖縄 軍用地ローン

高知 カフェパウリスタ

パラオ ジャングルの防空壕

熊本 日本の中の異国

高知 批判された南米移住

富山 姥石探索

山形 ボインの神様

福島 フクロウ信仰

宮城 石神さま

広島 言葉はいらない

高知 戦中の上林暁

千葉 なんの場所かわからない場所

鳥取 私の神様

大阪 安藤さんの部屋

宮崎 戦争と銃剣道

高知 ネオニコチノイド

東京 野口英世の顔

兵庫 手におえないもの

埼玉 ビワと雀

長野 夭折者の音楽

福岡 先入観と現場

広島 原爆孤児を助けたヤクザ

岐阜 風の神様

北海道 旭川のパラオ

愛媛 主張と主張の間をぬう

高知 ハンガーとハレルヤ

宮城 芭蕉の見た燈籠

京都 密やかに学ぶ

沖縄 和して同ぜず

長野 程度の問題

千葉 変革は静かに進む

ひとりの祈り



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二つの彗星 ーー父・寺尾次郎の死に寄せて



長いあとがき

寺尾 紗穂[テラオ サホ]
著・文・その他

内容説明

「遠くて遠い」父、娘たちのぬくもり、もう会えない人と風景。日常を、世界を、愛おしく、時には怒りにも似た決意を持って綴る。唯一無二の音楽家・文筆家による待望のエッセイ集。

目次

1(残照;愛し、日々 ほか)
2(あれが恋だったとは思わない;ある一日の話 ほか)
3(Zinesterの夜;FMヨコハマに行った日のこと ほか)
4(高知 心の調律師;長野 無言館 ほか)
5 二つの彗星―父・寺尾次郎の死に寄せて

著者等紹介

寺尾紗穂[テラオサホ]
音楽家。文筆家。1981年11月7日東京生まれ。大学時代に結成したバンドThousands Birdies’ Legsでボーカル、作詞作曲を務める傍ら、弾き語りの活動を始める。2007年4月、ピアノ弾き語りによるメジャーデビューアルバム『御身』(ミディ)が各方面で話題になり、坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。ソロと並行して、伊賀航、あだち麗三郎と結成したバンド「冬にわかれて」の始動、坂口恭平バンドにも参加。冬にわかれてとしてのファーストアルバム『なんにもいらない』を発表(2018年10月/P‐VINE)。CM音楽制作(ドコモ、森永、等多数)、ナレーション、エッセイやルポなど、活動は多岐にわたる。2009年よりビッグイシューサポートライブ「りんりんふぇす」を主催。新聞、ウェブなどで連載を持ち、朝日新聞書評委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

78
音楽家にして文筆家。好奇心旺盛でそれを追いかける気の長さを併せ持つからこその活動の幅広さ。しかも3人の娘を育てている。エッセイを読むと、大貫妙子やシュガーベイブが好きな人は、著者の音楽を好むのが必然だったのだと納得する。亡き父親はシュガーベイブのベース担当だったとこの本の終わりがけに知る。死ぬ直前に常に不在であった父親の手をさすることにとまどい、死んでから一番近く感じることができた気がする。「私も父も彗星だったのかもしれない。二つの軌道はぐるっと回って最後の最後でようやく少しだけ交わった。そんな気がした⇒2020/07/21

じょんじょん

44
著者を実は存じ上げなくて音楽配信サイトのSpotifyのおすすめプレイリストにはいってきた楽曲を聴いて知りました。内省的で心に響くピアノ弾き語りだったので、調べたらミュージシャンであり著作者であり、波乱万丈な方であることを知りました。エッセイ以上の深い作品集ではないかと思います。それにしても寺尾さんの探求心というか、知的好奇心の 強さには感服いたしました。自分も調べながら読んでいたらとてもゆっくりな読書になりました。それも良し。この作品にあっている気がします。二つの彗星は特に同病の自分には沁みる作品でした2021/05/29

ばんだねいっぺい

29
 ミュージシャン寺尾紗穂のエッセイ集。最終章の父親の「「ねぇ、彗星」を頼む」とのヒトコトがすぅーっと胸に飛び込んできた。その場面に母親の「あなたは、目に涙をためていたのよ。」の声が重なった気がした。読むと彼女の歌声と同じように寂寥感が小さな石を積むように募っていく。2019/02/04

阿部義彦

17
株式会社スタンドブックス刊。ミュージシャンであり文筆家(現在朝日新聞書評委員でもある)の寺尾紗穂さんのエッセイ集です。音楽のファンですでにCDは3枚もってますが巻末のディスコグラフィで8枚出ていたのを知りました。バンド「冬にわかれて」はもちろん発売即ゲットしました。人となりを知らなかったのでこの本で、お父さんは元シュガーベイブのベーシスト寺尾次郎だったことや未婚の母で長女を産み、その後別な男性との間に次女三女を産み籍を入れたものの、離婚して今は娘達を養っている事、植本一子、坂口恭平と友達な事などが解った。2018/11/04

チェアー

12
身近なエッセイなので読みやすいかなと思っていたが、案外ひっかかった。なぜかと考えたら、ひとつの方向に思考が片寄らないからだ。あるエッセイで方向が示されても、それはそこで終わり、次のエッセイでは別のことを語る。だからなかなか筆者との関係が深まらない感じがした。一人ひとりの声を拾い、自分というフィルターを通してこの声を世に広めている、という感じかなあ。2018/12/13

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