PLURALITY―対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来

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PLURALITY―対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来

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  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784909044570
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0004

内容説明

「敵」と「味方」を超越し、調和点をデザインせよ。現代に生きる私たちこそが、未来の共同設計者である。世界はひとつの声に支配されるべきではない。権利 通貨 コミュニケーション 投票 市場 メディア 環境 学習 政策。起こり得る未来を全検証。

目次

第1章 序
第2章 はじめに
第3章 プルラリティ(多元性)
第4章 自由
第5章 民主主義
第6章 その影響
第7章 先に進むには

著者等紹介

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年、東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学科修士課程およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。評論家、翻訳家、開発コンサルタント。開発援助関連調査のかたわら、経済、環境問題からSFまで幅広い分野での翻訳と執筆を行う

タン,オードリー[タン,オードリー] [Tang,Audrey]
台湾の初代デジタル省大臣。世界初のノンバイナリー閣僚。幼少期から独学でプログラミングを学習。14歳で中学を自主退学し19歳で起業家となる。その後、シリコンバレーのテクノロジー企業に招かれる。2014年よりアップルのアドバイザーとなり、Siriの開発に参加。35歳のとき史上最年少で行政院(内閣)に入閣。デジタル担当政務委員に登用され、部門を超えて行政や政治のデジタル化を主導する役割を担った。コロナウイルス対応では、マスク在庫管理システムを構築、感染拡大防止に大きく寄与した

ワイル,E.グレン[ワイル,E.グレン] [Weyl,E. Glen]
経済学者。マイクロソフトリサーチの特別プロジェクト「Plurality Technology Collaboratory」を創設し、研究リーダーを務める。「Plurality Institute」創設者兼理事長。学術界、政府、芸術、テクノロジーなど幅広い分野での業務提携や実験的プロジェクトを通じて、民主的なイノベーションと制度設計に取り組む非営利団体「RadicalxChange」の創設者でもある。過去にはシカゴ大学、プリンストン大学、イェール大学で経済学を教えた経験を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

iwtn_

5
ざっくり言うと多元主義の解説本。台湾の事例や特に第4章は自分の興味の対象についてのことで、知らないことも多く勉強になった。全体的な方針としても賛成の立場を取れなくもない。しかし、第5,6章の半分ぐらいは、没入型共有現実といった、まだまだ実現不可能そうな技術が前提となっており、かなり眉唾。世界を変えるというよりは社会を変えると言った方が良いし、物理的身体や現象を軽視している印象。また、現在起こっている戦争について言及しないのは、お花畑な論に見える。専門用語が多く索引が欲しいが、まぁ自分で作るのが良いのか。2025/05/22

chiro

4
社会的差異を超えたコラボレーションのための技術としてPluralityという概念が提唱されている。それに対する立場として現在のアメリカで進められているネオリベ的な動きをトランプやその周辺がどの程度理解して進めているのか。ほぼ無自覚なことは想像に難くないがそうした視点で我が国を見つめて見るとそうした意志さえも感じられない状況には絶望感しかないがこの著作でも取り上げられている安野貴博の動きには大きな期待を抱かせてくれる。2025/05/24

加藤 勤

1
オードリー・タンさんの著書とのことで、速攻で購入しましたが、凍らせれば凶器になるくらい分厚くて、内容も難解。 久々に買ったことを後悔させる本でした。 しかし本の構成は細かく章ごとに分かれていて、自分の興味があるところから拾い読みもできるので最初からそのボリュームに圧倒される必要はありません。 IT技術によって誰でも自由に発信できる世の中になりましたが、ネット上には分断と憎悪に満ちた言葉があふれ 感想の全文はhttps://ameblo.jp/bookstama/entry-12911972493.html2025/06/22

Hiroki Nishizumi

1
多元性を中心としたテクノロジー的内容の本。なんだか読み難かった。翻訳のせいかな。2025/06/13

ゆうちゃん

1
正直な感想として和訳が不自然ですんなり意味が入ってこなかったところが多々あり。プルラリティという考え方はコロナ禍での台湾の成功事例が示すように、デジタル繋がった社会において理想的な手段であると感じた。それを支えるエンジニア間の技術力もそうだが連携方法も日本は積極的に参画しなければならない。2025/06/09

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