感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりん
5
4:《写真の世界に入り込む》志賀さんの横浜トリエンナーレが思ったより大掛かりで「行けば良かった」と思うも時すでに遅しだったのだが、再編集したものをじっくり見て読むことができた。編集印刷の力か、ぐっと入り込める。続く岩根愛さん、永瀬沙世さんの写真も良い。また、表紙と目次の志賀ワールドに挟まれる石田真澄さん。心霊写真という観点から見ると、消しゴムマジックは除霊。大塚勉さん「沼現像」。慰問写真。阪神淡路大震災、東日本大震災のスミレ。「普段、何気なく見過ごしている風景も、写真を撮ることで記憶に残り、思い出になる」2024/08/18