ペニスカッター―性同一性障害を救った医師の物語

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ペニスカッター―性同一性障害を救った医師の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784908925443
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「たとえ罰せられても医師として覚悟の上。国や法律ができる前から医療は存在してるんだ」
性同一性障害者の手術を600人以上執刀した医師・和田耕治の知られざる物語。
性転換(性別適合)手術がタブーの頃から自らの哲学のもと、性に悩める患者を救い続けてきた。
2007年に53歳で急逝した伝説の医師が今蘇る!

【出版社からのコメント】
故・和田医師(1954?2007年)の生前に残した記録(ブログ・家族、関係者の証言、裁判記録)をもとに構成し、
和田医師の生涯と哲学に迫る。
2018年4月、日本では適合手術に保険が適用されることになった。
しかし、その是非が問われている。今こそ問いたい、性とは、生とは何か。
「たとえ罰せられても医師として覚悟の上。国や法律ができる前から医療は存在してるんだ」という
医師の信念に強く揺すぶられる、肉迫の一冊。

はじめに
序章
第1章 生い立ちーー大学時代 
公美子回想1
第2章 外科から形成外科、美容外科へ
公美子回想2
第3章 大阪へ 
公美子回想3
第4章 初めての性転換手術
第5章 新しい動き
第6章 開業へ
第7章 「和田式」の変遷
第8章 最初の事故
第9章 性転換・美容整形へ全力投球
公美子回想4
第10章 最も不幸な医療事故
公美子回想5
第11章 医療機関への憂慮と希望
第12章 神に感謝
終章 燃え尽きて
長いあとがき
父を思う 長男
父を思う 次男
補遺
・ブルーボーイ事件
・性転換史

和田耕治[ワダコウジ]
著・文・その他

深町公美子[フカマチクミコ]
著・文・その他

内容説明

当時、約30年間もタブー視されていた「性転換手術」。ある一人の医師、和田耕治が体制に囚われず、患者を救うために立ち上がった―。国内で600人以上の「性転換手術」を行った伝説の医師。感動のノンフィクション。

目次

生い立ち―大学時代
外科から形成外科、美容外科へ
大阪へ
初めての性転換手術
新しい動き
開業へ
「和田式」の変遷
最初の事故
性転換・美容整形へ全力投球
最も不幸な医療事故
医療機関への憂慮と希望
神に感謝
燃え尽きて
長いあとがき
補遺 ブルーボーイ事件
性転換史

著者等紹介

和田耕治[ワダコウジ]
1953‐2007年。性転換(性別適合)手術の第一人者で、大阪市北区の美容・形成外科「わだ形成クリニック」の院長を務めた。宮崎県延岡市出身。群馬大学医学部を卒業後、東京逓信病院、東京警察病院、大手美容クリニックを経て、1996年に大阪で開業。1997年に日本精神神経学会が「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン」を策定した後も、ガイドラインに束縛されることなく、患者の希望に沿い性転換(性別適合)手術を行った。その手術数は国内で600人以上。学会や社会からは異端視されたが、ジェンダーに悩む多くの人々に尽力的かつ安価に、医療手術・整形手術・性転換(性別適合)手術などを行った。2007年、自身の病院で突然死した

深町公美子[フカマチクミコ]
群馬県前橋市出身。就職先の群馬大学で、学生の和田耕治と出会い結婚。現在は鍼灸師、認定エステティシャン、東洋アロマセラピスト、薬膳五味五色コーディネーター。鍼灸(東京医療専門学校)、美容(SABFA)の学校を卒業後、A‐ha(アハ)治療室開業。大手企業マガジンではツボやアロマの連載、女性誌、健康雑誌では美容・健康に関する特集や別冊付録を数多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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プル

25
センセーショナルなタイトル。どこまで書かれているか興味を持って手に取った。本当にこの手術が必要と思う人にだけ、対応していたという、その線引きは正しかったろう。彼によって心が救われた人も多かっただろう。その分、心を砕いて接触していたのに、落とし込めようとする警察官と法の人には、辟易する。リスクも失敗もない手術なんて、過去、1件だって無いというのに。文章は本人では無く、元夫人やご子息のフォロー文章があり、かえって読みにくくさせております。とはいえ、必要な人に手術結果が残されているだけでも救われます2019/09/04

チェアー

12
元妻がまとめただけあって、内容は一面的。この医師が法律も超えて患者の立場にたった素晴らしいひと、という設定に貫かれていて、それは正しいのかもしれないが、読者は検証のしようもない。もっと客観的な証言や事実を入れると、より医師の姿が浮かび上がってくるのになと思う。ただ、こういう医師がいて、このような大変なことをしていたのだ、という確認は大切。2019/04/21

kenitirokikuti

8
10年前に亡くなった(麻酔による自殺の可能性が高い)美容形成外科医で、日本では公的にほぼ行われてこなかった「性転換手術」を進めた和田耕治。その本人によるブログと遺族の談話によるもの▲1965年「ブルーボーイ事件」。東京都の産婦人科医が優生保護法と麻薬取締法違反の容疑で逮捕され有罪となった。現実的に犯罪なのは後者の医療用アヘンの横流しであり、前者は性転換手術を優生保護法違反と咎めたもの。条文の「故なく」行なった点に関するもの。この件以後、医者が性転換手術に消極的になった。2019/02/03

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

6
職業を目指すのではなく、たまたまやったものが自分の資質にあっていた。そして己の技術が秀でていることに気づけたらそれを活かそうと思える。手先の器用な人は形成外科医になればいいのだ。2019/04/06

pourynhill

1
和田医師の信念をもち誠実に仕事をする(=人と向き合う)姿勢に敬服し、そんな強い人ですら味方が少なければ立ち直れなくなってしまう人間の脆さを実感した。何かを変革する時、賛同・Metoo・ストなどの集団行動って重要いや不可欠なことなんだな〜と学んだ。 美容整形、性転換手術の印象も変わりとても興味深い本だった。2022/08/18

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