出版社内容情報
五味太郎、「大人の絵本」に初挑戦!「三匹の子豚」「裸の王様」「桃太郎」……誰もが知っているむかし話を「ちょっといじわる」な視点で描きなおす。ブラックユーモア満載の五味ワールドへご案内。
五味太郎[ゴミタロウ]
著・文・その他/イラスト
内容説明
昔話は今話。五味太郎描き下ろし文芸絵本、第一弾!
著者等紹介
五味太郎[ゴミタロウ]
1945年、東京都生まれ。絵本作家。桑沢デザイン研究所ID科卒業。絵本を中心とした創作活動を続け、370冊を超える作品を発表。海外でも50数種類の本が翻訳され、20数カ国で出版されている。『かくしたのだあれ』『たべたのだあれ』でサンケイ児童出版文化賞、『仔牛の春』でボローニャ国際絵本原画展賞、エッセイ『ときどきの少年』で路傍の石文学賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
120
おしゃれにフランス装の装丁が施された「大人の絵本」。ふりがななしの活字が話毎に変えてあることが、一層世界観を盛り上げてくれる。ツッコミを意に介さずボケ通す『若い木樵の若い女神さんのお話』、スケベ心剥き出しのオトナ仕様で仕立て屋の表情がまたいい味出している『裸の王様』、原作で問題視される差別を威勢よくネタにする『サンボ君の一日』など、五味印のブラックユーモアがズラリ。『閻魔様に遭った男の話』は彼の価値観そのもの。うそつき少年』『意地悪爺さんと正直爺さん』はことシニカルな目線で大人社会の身勝手さを表出させる。2024/10/31
keroppi
66
読友さんのレビューで知りました。ゆる〜い感じのむかし話。何も起きない日常もあるんですね。夢のないブラックなオチが、優しい絵で描かれて、それはそれは楽しい大人の絵本。2019/08/04
yomineko@ヴィタリにゃん
59
アハハ!お話が全然違っていますよ(笑)ちょっと変わった昔ばなし!!!先生ったら(笑)2024/09/16
キジネコ
54
お馴染みの11の昔話、神様やら鬼やら例の裸の王様やら…エキセントリックな女神様も…笑えます。えっ!そういう話?でも実はそうだったかも知んない(^^ゞとニタニタです。不謹慎の誹りを世の堅物識者から頂戴しても、可笑しいもんは可笑しい。断じて…とは申しませんが子供達に見せるのは些か早いかもしれません。コードの問題?いえいえ、世界の奥行と機微を楽しむために邪魔にならない経験値ってのがキットある筈。ドンブラコ~桃の行方に、虚けが知る愚者の真実、湖の女神さんの心の奥の闇?掻き立てられますよ、脳が。笑う?怒る?どっち?2018/04/17
空猫
41
古今東西の昔話を、五味太郎さんがアレンジ。なので皮肉たっぷりだ。子どもが読んでも、もちろん良いのだろうが、やはり大人の絵本か。神様までイジっている『若い樵と若い女神…』『野原の鏡』『意地悪爺さんと正直爺さん…』…良いの?。桃太郎の桃はおばあさんには拾われなかったけど『桃の行方』良いの?良いんです。おもしろいから。(ノ゚∀゚)ノ2023/03/29
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