出版社内容情報
讃岐(香川)発の仏教エッセイ集。四国新聞の連載を書籍化。清光寺住職・長谷慈弘が、私たちの人生に寄り添う「仏教の教え」を紹介。今年の桜は、どう見えましたか――
心のあり方によって変わる、風景があります。
讃岐(香川)発のみずみずしい仏教エッセイ集。四国新聞の好評連載を書籍化。
京都学派の宗教哲学者・西谷啓治のもとで学んだ清光寺住職・長谷慈弘が、私たちの人生に寄り添う「仏教の教え」をやさしい言葉で紹介します。
はじめに 異なる木を見る 8
四月 計らいなく他に接し、計らいなく他が接すれば、そのままで自然に適っている
心の水脈 12
釈尊誕生 14
桜花 16
一年有半 20
巣立ち 24
五月 今が始点であるからこそ、過去から学ぶことが可能となり、未来に対処することが可能となる
師僧のおもいで 28
流水灌頂 30
鳥の声 36
賢善一夜偈 40
挨拶 44
六月 人生のあらゆる寒暑が、そのままで、輝きに満たされていることの自覚が「あるがまま」
わたしは混沌 48
あるがまま 50
六窓一猿 52
出家問答 56
梅雨の頃 60
七月 「執らわれない心」と言われれば、「執らわれない心」に執らわれるのが私たちである
ジャンケン法意 64
執らわれない心 66
?の声に聴く 68
捨てること 70
沈黙と雷 74
八月 運命から逃げず、怯まず、たじろがない。災難に逢えば、抗うことなく災難を生きる
災難の生き方 78
私意を離れる 80
火も自ずから涼し 82
エール交換 86
心の調律 90
九月 私たちが為すべきは、「老い」に翻弄されることではなく、無相の心を実現すること
常識 94
老い 96
河を越えて 98
透明な風景 100
秋の響き 104
十月 完全無欠は美しい。その同じ美しさが、不完全で欠けたものにも看取される
分別 108
友人のおもいで 110
守・破・離 112
名残の月 114
絶対秘仏 118
十一月 一度捨ててしまうこと。凝り固まった頭をほぐし、心を重圧から解き放つ
出会い 122
風・幡・落ち葉 124
守・破・離(二) 126
木鶏 128
一休禅師忌 130
十二月 「無学」「離」の境涯は、「何もないことの中に、尽きることのないすべてがある」世界である
成道会 134
ゆるし・寛容・慈しみ 136
守・破・離(三) 138
臘八 140
蜘蛛の糸 142
一月 百花の先陣をきる開花のたよりは、やがて来る春の暖かさを予感させる
翁 146
丑年に憶う 148
雪の情景 152
卯年の初めに 156
龍 158
二月 「すべてのものは移りゆく。怠ることなく、つとめなさい」
白髪生ずれば 162
水中の水滴 166
涅槃会 168
「時空」感 172
蝶の羽ばたき 174
三月 表面に現れた行為のみならず、未だ表面に現れぬ心中の行為を等閑にしないことの大切さ
知るを知る? 178
心を省みる 180
年功序列 182
恩師との出会い 184
終活 186
あとがき 190
長谷 慈弘[ハセ ジコウ]
1959年、香川県高松市に生まれる。高野山大学院修士課程修了。大谷大学院博士後期課程満期退学。現在、清光寺住職。
内容説明
今年の桜は、どう見えましたか―心のあり方によって変わる、風景があります。讃岐発のみずみずしい仏教エッセイ集。四国新聞の好評連載を書籍化。
目次
心の水脈
釈尊誕生
桜花
一年有半
巣立ち
師僧のおもいで
流水潅頂
鳥の声
賢善一夜偈
挨拶〔ほか〕
著者等紹介
長谷慈弘[ハセジコウ]
1959年、香川県高松市に生まれる。高野山大学院修士課程修了。大谷大学院博士後期課程満期退学。現在、清光寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



