内容説明
日本一タフな105歳、初めての自叙伝。結核で床に臥した学生時代、薬も設備も足りない中、医師としての使命を全うした戦中戦後、よど号ハイジャック事件からの生還、延べ1300人の患者を救った、あの地下鉄サリン事件。そして最愛の妻を主治医として看取った101歳。この105年には壮大なドラマがある。
目次
プロローグ 105歳の私からあなたへ
第1章 負けず嫌いの「しいちゃん」
第2章 若き日にまかれた種
第3章 「医者」への道を歩む
第4章 アメリカ医学と出合って
第5章 「与えられた命」を生かすため
第6章 いのちのバトン
第7章 妻・静子と歩んだ日々
エピローグ 人生は「クレッシェンド」
著者等紹介
日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
1911年山口県生まれ。学校法人聖路加国際大学名誉理事長、聖路加国際病院名誉院長。一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長など。京都大学医学部卒業、同大学院修了後、1941年聖路加国際病院に内科医として赴任、予防医学、終末医療の普及推進などに貢献。「生活習慣病」という言葉を生み出すなど常に医療の変化の先端を走ってきている。医学・看護教育の改善にも尽力。長年の功績が認められ1999年文化功労者。2005年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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滝原夏希
1
105歳の日野原先生の自伝です。 こどものころから現在に至るまでの様子を知ることが出来ます。日野原先生の著作はずいぶんと読ませていただいてますが、今回はじめて奥さまとのなれそめやどんなご夫婦だったのかというのが垣間見えてじんわりと胸があつくなりました。 末尾では東京五輪をこの目でみたい、と。 100歳を過ぎてますますお元気なご様子に、人間は身体的な衰えは精神的な使命感やその他前に向く強い力である程度克服できるものだ、と改めて感じさせられました。2016/12/30
まめ
1
日野原先生、写真のお顔を見るだけで無条件に癒されますね。「いのちは自分に与えられた"時間"なのだ」…わかっている気になってるだけで、まだわかってないのかもしれない。2016/11/09
pyon
0
読書会のために。日野原さんの歴史がわかりやすく書かれている2017/09/22
Mika Otomo
0
図書館で出会った本。ICUの先生もされていたんだー。 どこまでもまっすぐに、飽くなき向上心と好奇心を持ち続けられたのが伝わってきて、大いなる刺激と温かな心を感じました。 ご冥福を心よりお祈り申し上げます。2017/08/09
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