出版社内容情報
金融機関の相次ぐ破綻,失業率の上昇…日本型システムはあらゆる場面で行き詰まっている.鳴り物入りで成立した行政改革基本法はその処方箋となるのか.迷走する行革論議に決着を付け,市民の政府をつくるための道すじを示す.
内容説明
高まる失業率、財政危機で削られる福祉予算と新たな負担を迫る介護保険、そして減る年金、不安な明日…。公共事業依存の「土建国家」は破綻に直面している。日本再生の切り札とされる政府の行政改革も、逆効果の恐れが強い。迷走する行革論議に決着をつけ、安心して暮らせる社会をつくる「市民の政府」への道筋を示す。
目次
序章 世直し
第1章 行革基本法体制
第2章 日本の病理
第3章 欧米の新しい風
第4章 自治体の実験
第5章 市民の政府
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
27
おもしろくない。おもしろさを期待していたわけではない。そんなことは題名をみれば判っていたことなのだ。おまけに岩波新書なのだ。小説読みの私におもしろうはずがないではないか。読むに至ったのにはやむにやまれぬ大人の事情というものがあるのだ。嫌なことは避けていても消えてなくなってはくれない。はやく片付けるしかないのだ。あぁ、小説読みたい。2012/08/26
壱萬参仟縁
1
福祉型公共事業は、3.11復興においても必要な考え方だと思う。不況対策に福祉を積極的に支援する政策が今もなお、求められているのである。2012/04/09
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