出版社内容情報
なぜ隷従するのか? 迫害され不利益を被る人々が,不公正や搾取を引き起こす現存の社会システムを擁護し正当化するのはなぜか。自分自身や犠牲者を非難し,社会変革への抵抗を示すのはなぜか。社会科学に多大な影響を与えてきたシステム正当化理論について,理論的考究から実証研究,今後の展望までを詳述する待望の一冊。
内容説明
不利益を被る人々が、不公正や搾取を引き起こす現存の社会システムを擁護し正当化するのはなぜか。自分自身や犠牲者を非難し、社会変革への抵抗を示すのはなぜか。社会科学に多大な影響を与えてきたシステム正当化理論について、理論的考究から実証研究、今後の展望までを詳述する待望の一冊。
目次
新たな「自発的隷従論」
社会的正義とは何か
システム正当化理論の知的源流、主要仮定、実用的関連性
ステレオタイプ化と虚偽意識の生成
システム正当化の心理
勢力をもたない感覚は権力と階層の正当化を促進するのか
「貧しいけれど幸せ」
少女と女性の従属と自己従属
公正「神」信念(そして、公正社会信念)
気候変動に関する変化への抵抗と動機づけられた懐疑主義を克服するために
なぜ男性や女性は反乱したりしなかったりするのか
システム正当化理論の誕生から25年を経て
著者等紹介
ジョスト,ジョン・T.[ジョスト,ジョンT.] [Jost,John T.]
ニューヨーク大学の心理学、政治学、データ・サイエンスの教授、および社会・政治行動研究センターの共同ディレクターである。社会的正義に関する優れた学術的・実践的貢献に対してコロンビア大学より授与されたモートン・ドイッチ賞をはじめ、多くの賞を受賞している
北村英哉[キタムラヒデヤ]
東洋大学社会学部教授
池上知子[イケガミトモコ]
大阪市立大学名誉教授、甲南大学文学部特任教授
沼崎誠[ヌマザキマコト]
東京都立大学人文科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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