仲直りの理(ことわり)―進化心理学から見た機能とメカニズム

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仲直りの理(ことわり)―進化心理学から見た機能とメカニズム

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784908736216
  • NDC分類 140
  • Cコード C1011

内容説明

いがみ合うのもばからしい。だけど仲直りも難しい。ケンカや誤解から生じるいざこざを解決する「仲直り」は、ヒト以外のさまざまな動物にも見られる興味深い現象です。赦しと謝罪の2つの側面をもつ仲直りの機能とメカニズムを、進化生物学のモデル研究、動物行動学の研究、心理学の研究を駆使し、進化心理学の視点から読み解きます。

目次

第1章 動物たちの仲直り(霊長類の仲直り;霊長類以外の動物の仲直り;多くの動物が仲直りすることの意味)
第2章 行動の進化の理(進化とは;心の働きも進化する;行動の進化)
第3章 赦すことの理(赦しの進化;誰を赦すのか?―自価値ある関係仮説;ヒトの赦し―関係価値と搾取リスク)
第4章 和解シグナルの進化(悔恨の情を示すことの進化;改悛のシグナル;霊長類の和解シグナル)
第5章 謝罪の理(謝罪の心理学;コストのかかる謝罪)
第6章 仲直りの至近要因(仲直りを促す感情;不確実性低減仮説;赦しの効用)
第7章 仲直りする力(セルフコントロール;至近要因にうったえる)

著者等紹介

大坪庸介[オオツボヨウスケ]
2000年、Northern Illinois University,Department of Psychology博士課程修了。Ph.D.。現在、東京大学大学院人文社会系研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひつまぶし

3
読むの大変だったけど、面白かった。仲直りすることが進化の過程で適応的だったことを示し、そこから実験心理学を交えながら、赦しと謝罪のメカニズムを解き明かしていく。それは赦せない、謝れない理由でもある。進化生物学や脳科学を媒介させて議論を接続していく部分は、飛躍とも感じられるが、進化心理学の進化心理学たる所以でもあろう。現代社会において起こりうる事態にどう対応できるのかまで踏み込んだ議論をしている点も、これまでの概説書にはない可能性を見せてもらった。進化論的な適応を媒介する感情の理解が肝であるように思われる。2023/12/31

のせなーだ

3
仲直りの至近要因はストレスを解消したいという動機づけだ。意識的にセルフコントロールして仲直りのしやすさを促進。関係価値の高い相手には許したり謝罪する心の働きを持っている。誠意を伝えて、許しても大丈夫と相手が思ってくれる謝罪。自分の責任を受け入れず反省もせずに自分は悪くないと自己を許す、過ちを繰り返す人からの搾取リスク。謝罪も許しも感情以外の媒介があるようだ。ああ、セルフコントロールの難しさ、感情に走る容易さよ。2023/05/21

marukuso

3
繰り返しのある囚人のジレンマゲーム(TFT)を使い仲直りについて考える進化ゲーム理論。謝罪,許しはTFTではどのようなサインを出すことになり,相手はどう受け止めるのか。色々なTFTのバージョンが紹介されていて少し難しいところもあるが,人間の個人関係では関係をやめることもできるが,国のように関係を継続せざるを得ない中ではどうなるのか気になるところ。2023/01/14

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