内容説明
「衝動買い」「食べすぎ・飲みすぎ」「怠けぐせ」「先延ばし」―多くの人が悩みを抱える誘惑との葛藤。セルフコントロール(自制)の仕組みと自制心不足を解消する手がかりを、科学的な研究成果からわかりやすく解説します。
目次
1 問題を理解する(自制心とは何なのか;日常的な問題としてのセルフコントロール;セルフコントロールの重要性)
2 さまざまな角度から考える(神経科学の視点から―大脳辺縁系vs.前頭前皮質;行動経済学の視点から―即時報酬vs.遅延報酬;社会的認知研究の視点から―ホットシステムvs.クールシステム)
3 自制のプロセスを読み解く(目標に向かう心の仕組み;大切な目標があることを思い出す―葛藤を促す準備;「いけない!」と自覚する―葛藤の検知;気持ちの整理や切り替えをする―葛藤の解消;意志の力でこらえる―行動の抑制;誘惑されないようにする―誘惑の予防)
4 まとめと応用可能性(よりよいセルフコントロールに向けて)
著者等紹介
尾崎由佳[オザキユカ]
2007年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。2010年、同研究科博士号(社会心理学)取得。現在、東洋大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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