内容説明
さまざまな不安やストレスを解消するために、医療現場や相談機関で活用されている問題解決療法。それぞれが抱える問題を解決するための5つのステップを、ワークシートを用いながら具体的に解説します。本人だけでなく、支援者や家族も活用できる実践のコツが詰まった1冊。
目次
1章 問題解決療法の基礎
2章 問題解決療法とは?
3章 「問題」とは?―問題の定義
4章 解決策とは?
5章 問題解決療法の5つのステップ
6章 問題解決の定式化―問題解決療法の全体像を理解する
7章 問題解決療法の難しさ
8章 問題解決療法の応用
著者等紹介
平井啓[ヒライケイ]
1997年、大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程退学。博士(人間科学)。大阪大学大学院人間科学研究科准教授
本岡寛子[モトオカヒロコ]
2004年、関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程心理学専攻退学。博士(心理学)。近畿大学総合社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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歩毛男
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問題解決療法 基本的な進め方は皆同じでも書籍によって、細部の実行ノウハウに違いがあるところが面白い。伊藤絵美先生の問題解決療法では、実行にあたっての認知の構え(再構成)が参考になったが、この本では、問題の定義精度を上げていく為に”とりあえず”進めてみる(数回のサイクルを回すことで見えてくるものがある)、最悪の結末をイメージすることにより、現実的な目標が見えてくる、what I wantの再構築など、参考になったように思う2023/02/13
ちー
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伊藤絵美先生の書籍に紹介されていたので購入。こちらも5つのステップで進めていくが、認知を整えるステップがない替わりに目標を「SMART」に合うよう厳密に定めていく。ただ、その目標もA(達成可能か)とR(問題解決に近づくか)の2点を抑えてから記述、実行し、そのあとからS(具体化)M(数値化)T(期限)を含めて設定するなど行動しながら考える要素もあるか。 現在バイアスなどによる計画不実行を未然に防ぐ工夫(メリットデメリット分析、期限設定)もある。2022/12/02