出版社内容情報
日本の伝統文化を代表するふたりが語り合った、いけばなときものに通じる「日本の美意識」。日本人らしい暮らしや生き方のヒントに。「数少なきは心深し」「余白を生かす」「心地よいアンバランス」……。
日本の伝統文化を代表するふたりが、いけばなときものに通じる「日本の美意識」について語り合いました。長い間、日本人の生活を彩ってきた伝統文化の魅力が、親しく面白く感じられます。そして同時に、いまを生きる私たちにとっての、日本人らしい暮らしや生き方のヒントも見つかります。
一 日本の伝統文化
五〇〇年、千年続く知恵/心を配るのがおもてなし/寄り添うことの美しさ/形より姿/ひと手間、ふた手間かける/DNAに刻まれた美意識/文化が熟成する国・日本
二 日本人と自然、季節
秋はささやくようにやって来る/鳥も花も草も木もみんな仲間/四季の移ろいを愛おしむ/曲がった枝の面白さ/数少なきは心深し/桜は散る、椿は落ちる、萩はこぼれる/枯れた花にも華がある
三 いけばなときものの変遷
はじまりは立て花/小袖で広がったきもの文化/江戸時代のいけばなときもの/明治時代のいけばなときもの/ルール、作法に縛られない
四 いけばなに学ぶ、日本の美意識
余白を生かす/七五三のリズム/水際に凝縮される命/一期一会/日常の営みにこそ物語がある/「型」は合理的な道案内
五 いまを生きる私たちのために
花の名前に心を寄せて/人間らしく生きませんか?/心を潤し、整える作用/もっと身近な生活文化として/手仕事の自信と誇り/大らかな日本の心に包まれる安心感
池坊専好[イケノボウセンコウ]
555年の歴史を紡ぐ、華道家元池坊の次期家元。女性初の家元継承者。2015年に専好を襲名。2013年にはニューヨークの国連本部で平和祈念の献花を行うなど、多彩に活動。
矢嶋孝敏[ヤジマタカトシ]
株式会社やまと代表取締役会長。創業100年の同社において、日本のきもの文化継承のための、きもの改革に取り組む。著書に『きものの森』『つくりべの森』、共著に『きもの文化と日本』がある。
内容説明
日本人らしい暮らしや生き方のヒント。
目次
1 日本の伝統文化(五〇〇年、千年続く知恵;心を配るのがおもてなし ほか)
2 日本人と自然、季節(秋はささやくようにやって来る;鳥も花も草も木もみんな仲間 ほか)
3 いけばなときものの変遷(はじまりは立て花;小袖で広がったきもの文化 ほか)
4 いけばなに学ぶ、日本の美意識(余白を生かす;七五三のリズム ほか)
5 いまを生きる私たちのために(花の名前に心を寄せて;人間らしく生きませんか? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Noelle
拡がる読書会@大阪
らいしょらいしょ
takanori_45
ekoeko
-
- 和書
- デッサンの55の秘訣