目次
モンローのまったりとしたバストが悶々少年の性夢のきっかけとなり
「会わせたい人物がいるから上京せよ」
出社初日、一仕事終えるといきなり乱交パーティーが始まった
76年のポルノブームは、日本中の男と女を発情させ
70年代後半世の性解放ブームとは裏腹に
たとえ芸術写真であろうとヘア露出ヌードは
写欲絶倫カマラで大股小股びらきを挿入写する天才アラーキーは
本格的エロ本時代を迎えて、世の中にはエロが氾濫していたが
70年代後半からのサブカルチャーとしての性解放ブームを背景に
プリントメディアにおけるエロメディア雑誌群の隆盛と同じ現象が〔ほか〕
著者等紹介
池田俊秀[イケダトシヒデ]
1948年8月12日新潟県生まれ。71年日本大学法学部卒業。同年4月芸術生活社編集局入社、福岡支局勤務。74年3月退社。同年5月講談社『別冊少年マガジン』編集部・嘱託。在職中に十二指腸潰瘍で入院、入院中に血清肝炎に感染して療養が長くなり、1976年10月退社。1976年12月セルフ出版(後の白夜書房)入社。創刊された『ズームアップ』の編集長として活躍するほかセルフ出版系列の各誌に関わる。81年9月、『ヘヴィ・スキャンダル』編集中に過労から自然気胸を患い緊急入院。1997年12月21日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わす
1
歌舞伎町にビニ本を売る店ができるまでは自販機か通販が主流だったらしい。 1975年の月刊プレイボーイ創刊を火付け役にポルノブームが到来、エロ雑誌が創刊されまくり性解放論争がさかんに。この時期エロ本の発禁処分は結構あったし90年代半ばにあってもたびたび警告を受けたというから、公然と売られるようになったのはわりと最近になってからなんだなー。そういえば2000年代に入っても性器の消しが甘いとかで店頭から回収した雑誌もあったな、あれは東京三世社のチョベリグだったか。2025/03/08
hiratax
1
もうすぐ消滅する紙の本でも「エロメディア」はもっともミッシングリンクにりそう。極度なマニア向けや、特定の女優に紐付けられる研究はあっても、エロ本メディア単体をどうとらえるか。ギョーカイの交遊録も記されているので参考になる。2017/11/05
4310
1
今も続くピンク映画賞を生み出したセルフ出版(現・白夜書房)の映画雑誌「ズームアップ」編集長による青春記。有名・無名の奇人変人続々登場で面白かったぁ!1979年開催の映画祭「東京映画大戦争」、出演者と演目が物凄いです!(山本晋也、田中登、石井聰互、永島敏行、泉谷しげる、所ジョージ、ヒカシュー、秋山祐徳太子、『桃尻娘』座談会、アラーキー&末井昭編集長の極秘フィルム上映、港雄一さんの「犯し屋」実演、騒動社の軍事演習(!)、コミさん×鈴木いづみの対談、ツービートの漫才の横で微笑む原悦子!)2017/10/04