内容説明
中小企業に生起しうる法的問題を実務的・実践的な観点からわかりやすく解説!中小企業の法的問題点を創業・発展・成熟・再生・終焉というライフサイクルの流れで解説!働き方改革、民法改正等、最新の法改正に対応!中小太郎が設立した中小株式会社について、創業から事業承継・廃業に至るまでの成長ストーリーをイメージし、その成長過程で起こり得る法的課題について、中小太郎が顧問弁護士である東弁花子に相談し、東弁花子が的確に結論を回答するとともに、実務的に詳細な解説および適宜参考となる書式を掲載している。
目次
第1章 創業期(会社組織・創業時の組織の選択;会社組織・会社設立時の出資者と株式の種類の選択;契約関係・契約書チェック・作成の際の留意点 ほか)
第2章 成長期(会社組織・重要な経営課題の決定手続―取締役会非設置会社の場合;会社組織・事業規模の拡大と取締役会の設置;契約関係・下請法が適用される取引と親事業者の義務 ほか)
第3章 成熟・衰退期(会社組織・経営の多角化と組織再編;労務管理・退職勧奨の手続;知財・情報管理・特許権侵害が問題となる場合 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさやん510
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創業期、成長期、成熟・衰退期の各ステージ毎の法的問題について幅広く解説されている。この手の本では、各分野に網羅的に触れようとするあまり、各事項についての解説が薄くなりがちだが、この本は、内容の網羅性と解説の厚さが良いバランスでまとまっていると思う。裁判例も割と多く引用されているし、法的分野と企業のライフサイクルの対照表も便利。各設問ごとにより深く掘り下げる書籍の紹介があればより良かったかも。あんまり詳しくない分野についてクライアントから聞かれたときに取り急ぎ最低限の情報を頭に入れておくのにも役立ちそう。2020/12/17
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