内容説明
仕事の方法が劇的に変わり、プロジェクト単位の組織や、仮想的企業が当たり前になりつつある企業社会。オープンイノベーションのような外部の経営資源を取り入れ、迅速かつ効率的に新製品の開発が行われるようになるなど、情報ネットワークを使った集団意思決定の重要性が増してきている。本書では、情報ネットワークによる組織の意思決定の研究の現状と課題を取り上げる。第1部「情報ネットワークと組織」、第2部「情報ネットワークにおける問題解決と合意形成」、第3部「情報ネットワークにおける集団意思決定」の3部構成。
目次
第1部 情報ネットワークと組織(情報ネットワークとコミュニケーション;組織の相互作用と情報;仮想的組織と企業間情報ネットワーク)
第2部 情報ネットワークによる問題解決と合意形成(協調分散問題解決モデルと情報処理モデル;情報ネットワークにおける合意形成;イノベーションにおける集団意思決定を促進するためのナレッジマネジメントと組織におけるアーキテクチャー)
第3部 情報ネットワークと集団意思決定(集団意思決定支援システムによるコラボレーション;電子会議システムにおける集団意思決定;コンピュータ支援協調作業による集団意思決定におけるコンフリクト解決;集団意思決定における討議倫理学と公共性;集団意思決定の社会的構成主義による考察)
著者等紹介
城川俊一[キガワシュンイチ]
東洋大学経済学部・大学院経済学研究科教授。博士(経済学)。1972年芙蓉情報センターリサーチャー、1974年法政大学工学部経営工学科助手、1986年関東学園大学経済学部助教授を経て、1992年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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