内容説明
戦時下、同人誌「こをろ」に集った若き文学者たちとの青春、「現在の会」への参加と共産党への入党、「日本浪曼派」の流れを汲む文芸誌「ポリタイア」への参加、戦争、戦後を通し「孤立においての連帯」を求めた俳人・作家、眞鍋呉夫。43年にわたってその謦咳に接した著者が描く詩人の生涯。
目次
輝く芒
博多の気質
「こをろ」矢山哲治と島尾敏雄
戦時下と「こをろ」の周囲
青年俳人眞鍋呉夫
「午前」と北川晃二
石神井の作家
「現在」と伊達得夫
「あいつは死ねばよかった」
「ポリタイア」と古木春哉
生涯無結社
眞鍋家の食卓
不戦だから、不敗
終焉記
著者等紹介
近藤洋太[コンドウヨウタ]
1949年福岡県久留米市生まれ。中央大学商学部経営学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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