内容説明
私利私欲か、和平か、王朝防衛か、革命か。「国を売った」と呼ばれた者たちには、それぞれの論理があった。
目次
西洋(アルキビアデス 祖国を売り歩いた古代ギリシアの稀代策士;マルクス・アントニウス 女王に傾きローマを失ったカエサルの勇将;エティエンヌ・マルセル パリ市民を率いて王権をも脅かした商人統領 ほか)
東洋(郭開 趙の名将二人を讒言で消した寵臣;趙高 遺詔を偽り秦を崩した伝説の奸臣;許攸 官渡を売って旧友曹操に驕った策士 ほか)
日本(後継順位決定を「征服者」に委ねた君主の話~「売国」には当たらないけど…~;吉田定房 主君を守るため密告した後の三房;足利尊氏 北朝を捨て南朝に降った幕府創設者 ほか)
著者等紹介
松原左京[マツバラサキョウ]
奈良県出身。京都大学歴史研究会OBで、山田昌弘とは長年の友人になる。興味の赴くまま、歴史知識を探求している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yoneyama
9
古今東西の売国奴の身の上と周辺状況を紹介し、世界史の場面をふりかえる。歴史マニアと思しき著者が、その裏切りぶりを短評する構成。表紙中央はペタン。売国奴の英語普通名詞となったクヴィスリング(知らなかった)、汪兆銘に溥儀、タレイラン、小早川秀秋と。トップバッターのギリシア人アルキビアデスのやり放題ぶりに感動。亡国ポーランドタルゴヴィツァ同盟に、ウクライナドサクサスコロパツキー。人選も広い。石川数正もかあ。愚かな人も仕方ない人も、私欲の人も、国のための人も様々で、歴史はやはり人だなあ。自力での裏切りは除外。2026/09/26




