内容説明
戦時下の壮絶な光景と戦後の激変ぶりを比較。沖縄戦で米軍が撮影した膨大な写真のうち148枚の場所を特定し、同じ画角で撮影。「撮影場所と撮影ポイントの見つけ方」「あまりに多い記録の間違い」等のコラム。
目次
第1章 北部(本島北部の戦闘経過;辺戸地区米軍駐留地 ほか)
第2章 島嶼部(島嶼の戦闘経過;座間味島への上陸1 ほか)
第3章 中部(本島中部の戦闘経過;ロッキークラグス(142高地) ほか)
第4章 南部(本島南部の戦闘経過;海兵隊の小禄上陸 ほか)
著者等紹介
水ノ江拓治[ミズノエタクジ]
東京農業大学卒業後、陸上自衛隊幹部候補生学校に入校。ここで初めて沖縄戦に関する教育を受ける。自衛隊ではヘリコプターの操縦士としてOH‐6D、AH‐1Sに搭乗。その後北海道六花亭製菓を経て、秋田県警察航空隊に勤務。総飛行時間約7500時間。退職後に秋田県立国際教養大学に入校し、米国公文書館の沖縄戦関連資料の研究を行って現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Amuro
1
日経文化面です紹介されたことがきっかけ。面影が全く無いことの方が多いのは、ヒトの力が凄いと言うことなのか、それで風化が進むのも悩ましい。このような写真集が戦争を忘れないようにする一助になれば良いのだが。2026/02/15
nobux
0
「沖縄戦場定点写真集」米軍が記録した戦場写真と現在の写真を併載した写真集。 現地踏査を含めた様々な手法で、撮影地を特定していくプロセスが筆者のご苦労がしのばれた。侵攻者側の戦場写真のキャプション(場所・日時・被写体)が不正確なのは、土地勘のなさ・戦闘中の混乱等々。戦時にこれだけの記録写真を残すアメリカの底しれないエネルギーに驚愕。沖縄で戦死したアーニー・パイルと呼ばれた従軍記者が残した言葉「私にとって戦争は心の嫌悪感や精神の消耗といったハイライトのない平坦で暗い憂鬱である。」が撮った側の心を伝えている。2026/03/05
young
0
日経文化より。すごい執念である。戦時中の沖縄の写真から、現在の同じ場所と比較して掲載されている。那覇や浦添は街の開発も著しく、数年単位で街が変わっていく。それを探し出すのは並大抵のことではない。戦時中焼け野原だった場所が、自分がよく知る場所だったりする。戦争の悲惨さ、日常に戦争の影響があった沖縄という土地、そしてそれを乗り越えてきた戦後の歴史を目の当たりにする。今度沖縄に行くときは、土地の雰囲気もまた変わっていることだろう。そんな沖縄が好きでもあり、魅力を感じる2026/02/09




