内容説明
地を這うようなダウンチューニング。その地を響かせるファズ。ベルボトム、オカルトな世界観…。激重・激遅・激渋。３４０ Ａｒｔｉｓｔｓ、６０４ Ｄｉｓｃｓ。
目次
１ Ｅｕｒｏｐｅ（Ｂｌａｃｋ Ｓａｂｂａｔｈ ドゥームの絶対的始祖、全てはここから始まった；Ｉｏｍｍｉ；Ｇｅｅｚｅｒ／Ｈｅａｖｅｎ＆Ｈｅｌｌ／指切断したギタリストＴｏｎｙ Ｉｏｍｍｉがドゥームに与えた影響 ほか）
２ Ｎｏｒｔｈ Ａｍｅｒｉｃａ（Ｐｅｎｔａｇｒａｍ １９７０年代から活動を続けるアメリカ大陸のドゥーム・パイオニア；Ｖｉｃｔｏｒ Ｇｒｉｆｆｉｎ／Ｐｌａｃｅ ｏｆ Ｓｋｕｌｌｓ／Ｄｅａｔｈ Ｒｏｗ；Ｔｈｅ Ｏｂｓｅｓｓｅｄ ドゥーム界の最重要人物、Ｗｉｎｏ率いるメリーランドの重鎮 ほか）
３ Ｏｔｈｅｒｓ（Ｍｅｐｈｉｓｔｏｆｅｌｅｓ 各国にフォロワーを生み出し続ける現代の南米ドゥーム・スター；Ｍｅｐｈｉｓｔｏｆｅｌｅｓ インタビュー；Ｂｒｕｊａ Ｎｅｇｒａ／Ｅｉｄｙｌｌｉｏｎ／Ｍｏｏｎｗａｔｃｈｅｒ／Ｒｕｉｎａｓ ｄｅｌ Ｍｏｎａｓｔｅｒｉｏ／Ｓａｎｔａ Ｓａｎｇｒｅ ほか）
著者等紹介
松尾信仁［マツオノブヒト］
東京都出身。１９９０年生まれ。国内外で活動するバンド、Ｈｅｂｉ Ｋａｔａｎａでギターとヴォーカルを担当。ディスクユニオンのドゥーム／ストーナー系レーベル、Ｕｎｆｏｒｇｉｖｅｎ Ｂｌｏｏｄ Ｒｅｃｏｒｄｓを運営。Ｔｏｋｙｏ Ｄｏｏｍ Ｆｅｓｔ共同主催（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Schunag
4
本書中でも紹介されている類書『酩酊と幻惑ロック: ドゥームメタル・ストーナーロック・スラッジコア・ディスクガイド』と重なりつつ異なっていて、２冊とも読むことでBlack Sabbathの初期３枚（あるいは６枚）で確立された激重酩酊ヘヴィ・ロックの知見が立体的になる。あちらが時間軸を遡行して「新たな通史／歴史観」を編む歴史家／批評家スタンスだとすると、こちらは遡行を近過去にとどめて「現在のシーン」のリアルタイムの断面を提示していて、いわば信頼できるレコ屋のバイヤーのスタンスと言えばよいか。2025/04/19
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