内容説明
物質の分離精製法として有効な、クロマトグラフィーによる分離は、近年食品や製薬、一般化学工業などへと活用の場が拡大しつつある。本書はこのクロマト分離の操作設計について、工業規模の分離に広く利用されている擬似移動層分離に重点をおき、概念と計算法の基本を詳説する。著者が開発したクロマトグラフィー計算のフリーソフト(ダウンロード先を紹介)を用いる多くの例題を載せており、これらを解きながら良好な分離を達成するための手順を体験的に学習できる。クロマト分離に携わる技術者・研究者にとって必携の実践的な書である。
目次
1 吸着分離とクロマト分離の基礎
2 吸着分離の基礎
3 回分クロマト分離
4 擬似移動層クロマト分離
5 反応クロマト
6 工業クロマト分離装置
付録 ソフトウェアについて
著者等紹介
橋本健治[ハシモトケンジ]
1958年京都大学工学部化学機械学科卒業。1999年京都大学名誉教授。現職、福井工業大学教授。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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