内容説明
津波に遭ったたくさんの写真やアルバムを救おうとした人たちの光の記録。
著者等紹介
藤本智士[フジモトサトシ]
1974‐。有限会社りす代表。2006年雑誌『Re:S(りす)』を創刊。編集・原稿執筆を担当した『ニッポンの嵐』(M.Co.)など、手がけた書籍多数
浅田政志[アサダマサシ]
1979‐。家族を被写体に架空のシチュエーションを作り込み、全員で扮装、演技して撮る家族写真で知られる。2008年写真集『浅田家』(赤々舎)刊行、2009年、同写真集で第34回木村伊兵衛写真賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マカロニ マカロン
11
個人の感想です:B。映画『浅田家』の後半部の原作本。東日本大震災で津波の後、海水に浸かったアルバムや写真を洗浄し、整理展示して持ち主に返すという作業が被災した各地で自然発生的に起きた。写真は生きていく上での絶対必要ではないだろうが、被災者の心の支えとなる力を持っている。スマホで写真を簡単に大量に撮影できる時代になったが、反面写真をプリントして残し、アルバム保管することをしなくなってきている。デジタル遺産は常に破損、故障と隣り合わせで、いざという時読み込めないかも知れない。アナログ保存の大切さも感じた2023/04/03
たみこ
2
大震災のなか、いろんな人がいろんな支援してたんだと知った。すごいなぁ。あと、アルバムとして残すって大事なことだと改めて思った。2020/11/07
明るい果物
1
拾ったネガをボランティアでフォトブックにしていくまちの写真やさん、拾った写真を見つけてもらえるようにお茶会を開いているところ、デジタルの顔認証を使って見つけやすくするアイデア、人手が全然足りず洗浄の間に合わない場所、時間が経って縮小せざるをえない現場…。写真を元の人のもとへ返そうという意思をもって動いてる人たちの記録、とてもよかった2022/04/02
超
0
写真の素晴らしさ、震災を風化させない、この2つを訴えており、映画にもなったのでぜひたくさんの人に読んでほしい2021/07/04
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