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出版社内容情報
ブックデザイナーが津々浦々でみつけた
個性あふれるタイポグラフィ
日本全国で集めた個性豊かな「まちの文字」の図鑑。第一弾は、ひらがな編。ブックデザイナーの著者が集めた町の文字の中から、デザイン的に優れた約350のひらがなを厳選して五十音順に掲載、字源とともに紹介している。ページをめくると、とりあげられた文字の全体像と所在地が現れる。まちの文字は、看板職人の手描き文字やレタリング全盛時代のバリエーション豊かな文字、書体デザイナーの競演する舞台。たくさんの「よきかな」がある町を訪れるガイドとしても活用できる1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
59
大型店舗の増加や郊外へのシフトなどで個人商店、飲食店の数は減る一方だ。そんな街角に残る昭和のタイポグラフィーが紹介されている。どの文字もデジタルな世の中において眺めていだけでもホッとする。住んでいる街も気をつけて探せば案外残っているものだ。著者は文字を偏愛するブックデザイナー。図書館本。2016/11/01
さすらいのアリクイ
22
「タイポさんぽ」という街中にある看板に注目し、看板や看板に書かれた味のある文字について解説した本があるのですが、この本はさらにお店の店頭、看板の文字一つ一つの文字の書かれ方、作り方を考察しながら紹介するというなんともマニアックな本。登場する文字も昔ながらの商店街の店頭にある感じの文字が多く、登場する文字一つ一つの個性が豊かで、ずっと観ていると頭がくらくらしてきそうな。文字の紹介ページの次にその文字を使っている看板、お店の写真のページが登場。味のある文字とお店、看板。一冊で二つの味のある世界を楽しめる本。2016/09/23
オシャレ泥棒
8
【図】地元の看板があった。一文字と全体では受ける印象が違う。2016/09/01
きみさん
6
とてもユニークな本!こんなの初めてだ!日本中の、街中の看板文字から面白いひらがなを集めて、五十音順に掲載したもの。単なるレタリング集ではない。これだけの資料を収集するのは大変だっただろう。個性が輝いている。もとになった漢字(例えば、あ➡安)、もちゃんと挙げられていて、親切だ。デザインについては、今まであまり意識したことが無かったが、ワタシも町でキョロキョロしそうである。2016/08/31
Elizabeth Set
3
ユニークな文字、文字、文字!こんなにいろんなデザインがあるなんておもしろい。一文字だけ見てもなんて読むのか分からないものもあるけどそれもデザインの奥深さ。普段、全体をなんとなく見ているだけなんだということを実感しました。これから街を歩くとききょろきょろしちゃいそう。善き哉、良き仮名!2016/09/19