草思社文庫<br> ルーズベルトの開戦責任―大統領が最も恐れた男の証言

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草思社文庫
ルーズベルトの開戦責任―大統領が最も恐れた男の証言

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794222664
  • NDC分類 253.07
  • Cコード C0122

出版社内容情報

元共和党重鎮が、戦争反対世論をねじふせ、対日最後通牒を隠してアメリカを大戦に導いたとしてルーズベルトの責任を厳しく追及。太平洋戦史を一変させる重大証言。

ハミルトン・フィッシュ[ハミルトン フィッシュ]
1888?1991年。ニューヨークのオランダ系WASP(通称ニッカーボッカー)の名門に生まれる。祖父はグラント大統領政権で国務長官をつとめ、父は下院議員に選出された政治家一家。ハーバード大学卒業後、1914年、ニューヨーク州議会議員となる。第1次大戦では黒人部隊を指揮して戦う。帰還後の20年、下院議員に選出(?45年)。共和党の重鎮として、また伝統的な非干渉主義の立場から第2次大戦への参戦に反対するも、対日最後通牒(ハル・ノート)の存在を隠して対日参戦を訴えたルーズベルトに同調する議会演説を行なう。後にこれを深く後悔、戦後は一貫してルーズベルトの、ニューディール政策に代表される議会を軽視した国内政治手法とスターリンに宥和的な外交を批判し、大統領の開戦責任を追及した。

渡辺惣樹[ワタナベソウキ]
日本近現代史研究家。北米在住。1954年、静岡県下田市出身。77年、東京大学経済学部卒業。30年にわたり米国・カナダでビジネスに従事。米英史料を広く渉猟し、日本開国以来の日米関係を新たな視点でとらえた著作が高く評価される。著書に『日本開国』『日米衝突の根源』『日米衝突の萌芽』(第22回山本七平賞奨励賞受賞)『朝鮮開国と日清戦争』『アメリカの対日政策を読み解く』など。訳書にマクファーレン『日本1852』、マックウィリアムス『日米開戦の人種的側面 アメリカの反省1944』など。

内容説明

ニューディール政策を厳しく批判し、米国伝統の非干渉主義の立場から、第二次大戦への関与に反対していた著者ハミルトン・フィッシュ下院議員(当時)は、フランクリン・ルーズベルト大統領が最も恐れ、かつ最も憎んでいた共和党の重鎮である。フィッシュは真珠湾攻撃後のルーズベルトの対日宣戦布告に同調するも、のちに大統領が日本への最後通牒を隠していたことを知り、日本との戦争は対ドイツ参戦の前段にすぎず、チャーチルとルーズベルトこそがアメリカをこの戦争に巻き込んだ張本人であると確信するに至る。本書は、大戦前夜の米政権の内幕を知る政治家が自ら書き残した、現代史の相貌を根底から覆す驚くべき証言である。

目次

大統領と個人崇拝
アメリカ参戦への画策
若者を外国の戦場に送ってはならない
容共派に囲い込まれたFDR
イギリスを戦争に駆り立てたFDR
イギリス第一主義者:ウィンストン・チャーチル
ルーズベルトの対仏軍事支援密約(一九三九年)
ルーズベルトのフランスへの裏切り
ジョセフ・ケネディ駐英大使
リッベントロップ独外相との会談(一九三九年八月十四日)〔ほか〕

著者等紹介

フィッシュ,ハミルトン[フィッシュ,ハミルトン] [Fish,Hamilton]
1888~1991年、ニューヨークのオランダ系WASPの名門に生まれる。祖父はグラント大統領政権で国務長官を務め、父は下院議員に選出された政治家一族。ハーバード大学卒業後、1914年ニューヨーク州議会議員となる。第一次大戦では黒人部隊を指揮して戦う。帰還後の20年、下院議員に選出(~45年)。対日参戦を訴えたルーズベルトに同調するも、のちに対日最後通牒(ハル・ノート)の存在を知り、これを深く後悔。戦後は一貫してルーズベルトの議会を軽視した国内政治手法とスターリンに宥和的な外交を批判し、大統領の開戦責任を追及した

渡辺惣樹[ワタナベソウキ]
日本近現代史研究家。北米在住。1954年、静岡県下田市出身。77年、東京大学経済学部卒業。30年にわたり米国・カナダでビジネスに従事。米英史料を広く渉猟し、日本開国以来の日米関係を新たな視点でとらえた著書を数多く上梓。『日米衝突の萌芽』で第22回山本七平賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Åκ

12
原作1976年に発表。日本語訳2014年に発刊。これから少しずつ日本に広まるのを期待する。百田さんやケントさんに読んでほしい。2019/07/14

nabe

11
読み進むうちにだんだん腹が立ってきた。権力欲にまみれたフランクリン・ルーズベルトと戦争がしたいチャーチル、狡猾なスターリンが同時代に各国のトップでいたために、数百万以上の若者や無辜の市民の血が流された。著者は思いを達したのは共産スターリンだけで、他の各国は多くのものを失ったという。ルーズベルトは己れの権力欲を満たすために自国民をも欺いて戦争を始め、日本は一方的に侵略国家とされた。日米開戦は日本が悪かった、と考える多くの人が読むべき1冊だと思う。2017/09/16

新父帰る

10
ルーズベルトの好敵手であり、非干渉主義者で共和党の重鎮の著者が皮肉にも対日宣戦布告容認スピーチを議会メンバーでは最初に行ったことを後悔し、ルーズベルトがスピーチした1941年12月8日を「恥辱の日」として胸に刻印した。著者は対日最後通牒であるハル・ノートが日本側に渡っていることを知らせなかったことに憤慨してルーズベルトを糾弾し、真実を明らかにする為に本書を著した。ルーズベルト政権が共産主義者に取り込まれていたこと、スターリンを異常なまでに信頼していたこと、チャーチルをコケにしていたことが綴られている。2019/04/10

KAN

10
歴史の「修正主義者」という言葉についてのイメージはこれまでは胡散臭いもの、怪しさを持っていたが、実際は自らの欲望を優先させ、多くの犠牲者を生み出したことへの罪意識から逃れ、自己正当化しようとしてきた勢力がそういうレッテル貼りをしてきたし、自分自身もそのプロパガンダの影響をはっきりと受けていた結果だと思う。他人の罪を弾劾する前に自分の中にもその罪があるのだと自覚してまず真実を見つめる謙虚な心を持とう。2017/09/26

せいや

8
第二次世界大戦時にアメリカを戦争に引きずり込んだフランクリン・ルーズベルト大統領の戦争責任を糾弾する。大統領の政敵であったハミルトン・フィッシュの著作。ルーズベルトは若者を戦争に行かせないとの公約で大統領になったはずなのに、議会と国民を欺いて戦争を世界に拡大させた張本人であった。ソ連と共産主義にシンパシーを感じ、政権中枢を容共派で固め、ソ連のスターリンにだけ都合の良いようにしてしまったため、大戦後、東欧諸国や中国を赤化させてしまった。人類不幸の根源。2017/05/04

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