内容説明
海洋資源や境界をめぐる紛争、海洋民や海賊、閉鎖される海…現場に精通した研究者・行政・ジャーナリストたちが、いま何がおこっているのか、これからどうすればいいのか、その本質に迫ってゆく。
目次
第1章 なわばりとコモンズ(なわばりと紛争の海;漁業権とはなにか?―海の排他主義を問う;クジラ取りの系譜―生業捕鯨と商業捕鯨 ほか)
第2章 越境する海人たち(ナワバリに生きる海人―日本中世の“海の勢力”をめぐって;ヴァイキングが切り開いた北極圏交易―セイウチの牙をめぐるグローバルな経済構造;国境をまたぐ海洋民 ほか)
第3章 海のせめぎ合い(いま東アジアの海で起きていること;海底ケーブルのガバナンス―技術と制度の進化;海洋境界の争いは解決できるか ほか)
著者等紹介
秋道智彌[アキミチトモヤ]
1946年生まれ。山梨県立富士山世界遺産センター所長。総合地球環境学研究所名誉教授、国立民族学博物館名誉教授。生態人類学。理学博士。京都大学理学部動物学科、東京大学大学院理学系研究科人類学博士課程単位修得。国立民族学博物館民族文化研究部長、総合地球環境学研究所研究部教授、同研究推進戦略センター長・副所長を経て現職
角南篤[スナミアツシ]
1965年生まれ。1988年、ジョージタウン大学School of Foreign Service卒業、1989年株式会社野村総合研究所政策研究部研究員、2001年コロンビア大学政治学博士号(Ph.D.)。2001年から2003年まで独立行政法人経済産業研究所フェロー。2014年政策研究大学院大学教授、学長補佐、2016年から2019年まで副学長、2017年6月より笹川平和財団常務理事、海洋政策研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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更紗蝦
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- 和書
- なべて世は事もなし