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内容説明
世の中には様々な読書法が流布しています。しかし、そのほとんどは、拾い読み・飛ばし読みになっているのではないでしょうか。ページの全体を一度に見ることができても、それだけで理解することはできません。いくつかの単語や文章から内容を推測・想像することはできます。でもそれは、すでに頭の中にある情報を引き出しているだけです。脳の情報処理速度が速くなっているわけでもないし、理解していることにもなりません。本書では、すべての文字を眼で追う「速読眼」、高速で情報を処理する「速読脳」の習得法を解説します。本当に頭の回転を速くする方法であり、普通の読書では使ってしまっている脳の不要な回路をショートカットする方法です。また、その基盤としての読書能力についても解説します。読書は知的能力の基礎であり、読書能力を鍛えることによって人間力も磨かれます。大脳生理学の研究結果も踏まえた、「頭がよくなる読書法」です。
目次
第1章 「速読脳開発プログラム」とは、どういうものか
第2章 知的機能の基盤は「読む」こと
第3章 「速読脳」とは何か
第4章 速読のできる身体を作る
第5章 実践トレーニング1・「読解力」を伸ばす
第6章 実践トレーニング2・「速読脳」開発入門
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サルビア
6
速読法の本なのにかなり時間がかかってしまいましたが、良い本でした。 速読をするのに、呼吸法や瞑想することが出てきたのが意外でしたが、よく読むと、それも速読には繋がっていくのだということがわかりました。 良い本でした。2014/03/27
三丁目の書生
4
本書にはあまり速読の練習の記述はありません。多くが速読の理論に関する記述です。しかし、速読の練習する上で非常に有意義な記述であり、読書論としても非常に秀逸だと思います。 苫米地英人さんや寺田昌嗣さんはじめ、速読される方の読書論は良書を大量に読んでいるだけあってなかなか含蓄ありますが、本書の著者もそういう方々の一員と言えるでしょう。 https://sanshirou.seesaa.net/article/502142705.html2024/01/22
もくたつ(目標達成)
3
本を読むのは早い方だけど、本に付いている訓練用文章を時間を測って読んだら日本人平均の三倍の速度だった。本の記述に従って姿勢を正すと読書スピードが上がったのが、個人的収穫だった。2018/08/30
陽月
2
興味深く、納得できる部分も多くある一冊。一番知りたかった速読練習方法に辿り着くまでが長くもどかしい思いもしましたが、なるほどと思わせる内容でした。読書と一見関係ないような日常全てが速読の促進には大事であり、ないがしろにしていいものではないのだと分かりました。しかし食べ物の改善は、現代ではなかなか難しいようにも思います。読みたい本を積みすぎないため、速読にはかなりの憧れはあるものの、どこまで実行できるかな…。2013/08/21
kinjiro
0
同著者の本は『「1冊10分」で読める速読術』に続いて2作品目です。 本作品では、大半が専門的な脳の仕組みの話で、超読書法を可能とする健康増進や、集中力を高めるための坐禅の話まで登場します。 「速読脳開発プログラム」では、9割が基礎トレーニング。 繰り返し読んで理解して欲しいとありますので、我慢が必要です。2013/02/26