内容説明
「令和」から開く『万葉集』へのトビラ。大伴旅人と山上憶良の歌で綴る大宰府の思い、典拠に寄せる万葉人のプライド。『万葉集「梅花歌の序」』と『文選「帰田賦」』
目次
第1章 ことのはじまり
第2章 暦と元号
第3章 「梅花歌の序」まで
第4章 「梅花歌の序」
第5章 王羲之と「蘭亭序」
第6章 『文選』と張衡の「帰田賦」
第7章 教養
第8章 むすびにかえて
附章 大伴旅人という生き方―『万葉集』へのトビラ
著者等紹介
村田右富実[ムラタミギフミ]
1962年生まれ、北海道小樽市出身。北海道大学大学院修了。現在、関西大学教授。上代日本文学専攻博士(文学)。著書『柿本人麻呂と和歌史』(和泉書院刊)(上代文学会賞受賞)ほか。監修に『わかる古事記』(古事記出版大賞太安万侶賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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旅するランナー
107
万葉集研究の第一人者が、令和の【典拠】を誠実に正確に解説します。正解過ぎると逆に分かりにくくなるもんですネ。読者の教養の高低、深浅、質が問われちゃう。でも、酔っぱらって気持ち良く歌を詠む宴会が、元号の元になっていると考えると、元気の元になりますヨ。それと、(草枕)旅するランナーとしては、大伴旅人が太宰府に赴任して、詠んだ歌の数々にジーンっとして、大好きになりました。万葉集を少し愛して長く愛していきましょう!2019/07/18
miu_miu
0
令和の典拠となった万葉集の解説と、さらにその万葉集の部分の典拠まで解説しています。勉強になりました。2020/01/04
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