著者等紹介
石川直樹[イシカワナオキ]
1977年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表している。『CORONA』により土門拳賞、『EVEREST』『まれびと』により日本写真協会賞作家賞、『最後の冒険家』で開高健ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fwhd8325
65
2020年に出版する意味があると言われた写真集。石川さんの言葉は「梯子を外された街、東京」です。多くの人が描いていた2020年の東京は、その想像と全く逆の姿になってしまった。それは東京に限らずだけれど、オリンピックという祭典を演出する予定だった東京にとって、ダメージは強烈だった。今までに見たことのない東京の景色を見せられた2020年。この年を境にして、芸術も文学も大きく変わるのだろう。その意味で、2020年に出版された意味は大きいと私も感じます。何度も見ることで感想が大きく変化する写真集だと思います。2021/01/25
アコ
20
写真集。世代が近いので海外登山関連で名前だけは知っていた作者。コロナ禍で海外に行けず、生まれ育った東京に居座り続けることとなり撮影し始めた2020年の都内各所。/うーん、申し訳ないけどInstagram等にいくらでもありそうな写真だと感じたし響くものがなかった。著名人の名前ありきの出版物かも、とも。/登山家だと思っていたけど肩書が写真家だそうだから厳しい感想になりました。*芥川賞作家・石川淳のお孫さんだそう。2024/01/08
チェアー
5
東京に住む人でなければ感じられない空気がある。 それはどの街でも同じなのだけど、東京は少し異質なところがある。 うまく言葉にできないのだけれど。 そんな空気を感じてよ、という写真集。 2021/09/12
relaxopenenjoy
4
2020年に出す意味。過去及び最近撮った写真による写真集で、文章は2ページのみ。旅がライフワークの彼にとっては、コロナの影響は甚大だろう。渋谷、神保町、九段下、浅草、学芸大学、お茶の水、新宿、代々木など。渋谷はよく乗り換えで利用しているが、常に工事ばかりで、銀座線のホームも、西口バスターミナルも、スクランブルスクエアも、ついこないだ通れたところがある日通れなくなったりとか。変わり続けている。2021/08/20
takao
2
ふむ2023/12/27