内容説明
本書に登場する超宗派の僧侶たちは、「現代に活きる仏教」を伝え、お寺を「開かれた場所」としてきた当事者だ。リアルな現代の悩みに対する「法話」、そして相談者と僧侶の「対話」を通して、お寺やお坊さんとどう付き合っていくのか、ジャツジしていただきたい。
目次
はじめに なぜ、現代の悩みVS仏教なのか
現代の悩みに立ち向かう僧侶たち紹介!
第1章 人間関係
第2章 仕事
第3章 お金
第4章 恋愛
第5章 人生色々
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梅ちゃん
16
2020.07.02 パワハラ、介護、毒親、DV、お金、恋愛、仕事などにまつわる悩みに、さまざまな宗派の僧侶たちが法話で答える。さらに相談者からのツッコミが。 対話しながら答えを述べるには、知識と経験が必要だろう。お坊さんにとっても大変な時代になりそうだ。2020/07/02
イチイ
3
現代人の悩みにさまざまな宗派の僧侶が仏教の智慧で応えるQ&A集。大きく人間関係、仕事、お金、恋愛、人生と5つに分かれる悩みは、SNSで目立つ友人への妬みや毒親、ハラスメント加害者にならないかという不安など、いささか類型的だがそれだけに身近でもある。各僧侶による回答内容は経典などの言葉を引いたオーソドックスなものが多いが、悩み→法話→対話とテンポよく進む構成にまとめられており読みやすい。個性豊かな僧侶が集まっているところも良い。強いて言えば女性が6名中1名というのがバランスに欠けるか。2020/02/29
Nさん
2
2019年刊行。気軽に読める一冊。宗派も異なる6人の僧侶が、現代人の悩みに「法話」「対話」を通じて答えている。お悩み相談+仏教雑学。人間関係・仕事・お金・恋愛・その他、個人的には、「パワハラ不安で後輩を飲みに誘えない」「妻を亡くした喪失感、どう向きあえば…」などの相談が印象に残った。私は今まで、基本的に宗教とはキョリを置いて生きてきたし、これからも何か教義的なものを信じることはないと思いますが、本書内の「法話」なるものも、言わば一般的、常識的な話がほとんどで、それもそうだよな〜と妙に納得する。(→続く)2023/01/17
azusan
1
現代の悩みVS仏教という、とても身近な本で最近仏教が気になる為手に取ってみた。 宗派の違うお坊さんが登場されているので、回答の傾向なども感じ取れるのが興味深い。 コロナ禍で死生観が試されるいまこそ、宗教の教えを参考に凝り固まった考えを解したりすることで心が救われる気がする。人権も医療も発達していなかった昔は、まさにこのような教えで人々は人生に折り合いをつけていたのだろう。いまも社会は完全でないので、必要と感じる。自我とはやっかいだけど、愛しいものだなぁと思う。2021/01/11
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