内容説明
FC町田ゼルビア、異端の歩みと新たな未来。かつてない高みへと駆け上がった2018シーズン。そして、未来への扉は開かれた。
目次
第1章 2018シーズン史上最強ゼルビア(得点への期待に最高潮;J1基準のチーム追求 ほか)
第2章 一戦必勝の指揮官相馬直樹の肖像(メンタリティーの美学;逆算から導く勝利の道 ほか)
第3章 不屈の根源。深津康太、リ・ハンジェ、中島裕希(“深津康太”営業経験が反骨心の源;古巣に憧れ思い新たに ほか)
第4章 トップチーム創設30周年。息づくアイデンティティー(選抜チーム発足が起源;今も息づく重田の教え ほか)
第5章 悲願のJ1へサイバーエージェント藤田晋社長インタビュー(「町田から世界へ」本格化;戦略家の相馬監督を信頼 ほか)
著者等紹介
郡司聡[グンジサトシ]
1977年生まれ、千葉県出身。広告代理店、編集プロダクション勤務を経て、2007年にサッカー専門新聞『エルゴラッソ』編集部へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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14
Jリーグクラブの起源は「企業型」と「市民型」の2つに大別できる。少年サッカーの選抜チームから始まったFC町田ゼルビアは、後者の中でも異色の経歴を持つ。地元を盛り上げたい(一流の人を育てたい)という、当時の教員さんたちの熱意が脈々と受け継がれ、J1まであと一歩の所まで来た。現在のトップチームのサッカーは、守備ではしつこく球に食らい付き、攻めては同じサイドを執拗に突くという「一本気」なスタイル。ピッチの上にも、クラブの真っ直ぐなアイデンティティが表れているように思える。2019/07/18
チョビ
3
本日ゼルビアの試合を後援会のご好意で拝見。その前の予習として読むが、もう何書いてあるかわかんない!サッカー用語がぽんぽこ出てくるし、これはルールなのか戦術なのかもわからない身分としては、なんとか読み切っただけでもえらーい!ただゼルビアといわず、多摩地区は東京都であるが決して東京ではない。長く地方自治の意識の高い新進気鋭の人々が育つ地である。独立心旺盛な人々が大企業の庇護を受けなければやっていけないのは忸怩たる思いだろう。それをゼルビアの歴史から読み取れた。2019/11/10
湘南☆浪漫【Rain Maker】
0
2018年の昇格できない状況下でのシーズンの記録。 今シーズンは黒田監督が執っていて、色んな意味で非常に興味深いところ。 高校3年間お世話になった先生に声をかけられれば、そりゃ断りにくいって← 色んなこと想像してしまうわ(爆) でも、こういう強化の仕方もあるんだというところだよね。 第三者的な視点だけど、青森山田OBが集結したらどうなるのかは見てみたい。 高校3年間に限定されていたリミッターが外れて、どれだけ選手が伸びていくのか、その逆も然り。2023/07/28