内容説明
憧れの英国にかつての輝きはない。日本人はなぜ英国に眩惑されるのか。英国好きの多い日本人。幕末以来、英国は日本にとって偉大な先達であり続けてきた。だが、英国は社会も伝統も大きく変わった。本書は『英国紳士vs.日本武士』に続く、英国の現実を深くえぐる優れた研究の書である。
目次
第1章 日本人が憧れる「英国」の原型
第2章 日本人が憧れる「階級」という幻想
第3章 日本人が憧れる「貴族」への幻想
第4章 現代の英国を理解する為の近世
第5章 現代の英国人事情
第6章 ジェントルマンの幻影
第7章 ジェントルマンへの幻想
著者等紹介
川崎享[カワサキアツシ]
昭和40(1965)年4月28日東京都渋谷区生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、ミシガン州立大学大学院史学修士課程修了(中国研究・国際政治)。電機メーカー及びコンサルティング会社の役員を経て平成25年5月より日本製造業の一業種一社による異業種集団であるNPS研究会を運営する(株)エム・アイ・ピー代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。