内容説明
ねこのミーちゃんが、もうすぐあかちゃんをうむ。ミーちゃんはおかあさんになるんや…。あたらしいいのちのかがやきに心ふるえるおはなし絵本。
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
1961年徳島県生まれ。小学校教諭、徳島県鳴門市立図書館副館長などを経て、現在は児童文学を中心とする創作と講演活動を続けている
片山健[カタヤマケン]
1940年東京都生まれ。画家、絵本作家。『タンゲくん』(福音館書店)で講談社出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
109
これはお勧め。題の通りに温かい気持ちになれる絵本だった。ゆうちゃんの猫ミーが赤ちゃんを産む。友達のあっちゃんとワクワクした気持ちで出産を待つゆうちゃん。3匹の赤ちゃんが無事に生まれたので、触ろうとするとミーは怒ってしまう。ミーが赤ちゃんのことを必死で守ろうとすることに2人は気付いたのだ。命の大切さや尊さ、母の苦労など生きていく上で、大切なことをさりげなく教えてくれる。子猫を抱いたゆうちゃんの言葉「いきてるって、あったかいな」の言葉に泣けた。命を温かいと感じる感受性はずっと持っていたい。2016/12/01
アナクマ
33
飼い猫の出産を待ちわびる女の子ふたり。猫物語と思わせて、じつは親子の愛情をふんわりと感じさせるつくり。◉我が子に触れさせまいとする母猫、少し緊張して見守り、やがて落ち着いて子猫をあずける母猫の様子がよく伝わる。猫のフニャりとした佇まいや、太眉おかっぱ女子はいつもの片山健ぶし。でもいちばんの読ませどころは「そのひ、わたしは ごはんのときも、おふろのときも、おふとんのなかでも、おかあさんに だっこしてもらった」「おかあさんって、ええなあ」と、すりすりしてもらうシーンである。2022/09/15
優花 🍯モグモグ
32
飼い猫のミーちゃんから「生」というのを教えてもらう。聞いて教えてもらうよりも見て感じるのが1番。2020/03/01
ぱお
31
ミーちゃんが怒った顔、母親の強さを感じました。命ってあったかいね。2016/06/06
鴨ミール
28
タイトルのを見てるとつい「暖かいんだから~」と歌いたくなる。 猫が子どもを生んでお母さんになる様子が子どもの目線で描かれている。生まれたての子猫がとかげのように見えてちょっと気味悪いが、子どもはどう見るか。ストーリーは良い。読んであげるなら4才くらいから。2016/12/03
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