内容説明
“マイナス40℃の世界を想像できますか?”コーヒーを飲もうとしてスプーンが舌にくっついて離れなくなる!そこには、ふしぎなことや残念なことがいっぱいです。
目次
第1章 北極と南極の違い
第2章 マイナス40℃の世界
第3章 北極の生き物たち
第4章 北極の空
第5章 北極の食事
第6章 動物や魚の捕まえ方
第7章 犬ぞりの話
第8章 北極の現代の暮らし
第9章 北極の歴史と昔の暮らし
犬ぞり探検家のこと
著者等紹介
山崎哲秀[ヤマサキテツヒデ]
犬ぞり探検家。1967年10月兵庫県生まれ。1989年から北極圏(主にグリーンランド)遠征を繰り返し、グリーンランド北西部イヌイットスタイルの犬ぞりや狩猟技術を伝承される。現在は犬ぞりによる北極圏での観測調査として、“アバンナット北極圏環境調査活動”を継続中。また、“グリーンランド北西部地方と日本の地域との姉妹都市提携”に向けても活動中。(一社)アバンナット北極プロジェクト代表理事。(一社)北極観測支援機構理事。(公社)日本雪氷学会会員。北極クラブ会員。南極倶楽部会員。2009年 第4回モンベル・チャレンジ・アワード受賞。2011年 国際ソロプチミスト日本財団、環境貢献賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
92
児童書コーナーにて。北極のことについて9章に分け書かれている。児童向けだけあって読みやすさは抜群、いろいろなことを知ることができた。植村直己さんが北極についての著書があるがその頃とはイヌイットの人たちの暮らしも大きく変わっているようで、食生活や文化も今時のものに変わってきている。子どもたちテレビゲームをしたり携帯電話も普通に普及しているようだ。温暖化で生活の環境も変わり野生動物の変化もみられるとのこと。この先はどうなってゆくのかきになるところだ。図書館本2023/04/03
ぽけっとももんが
9
まさにふしぎがいっぱいな北極。アザラシならワモンアザラシがおいしいそうです。生肉や噂には聞いたことのあるキビヤックなどを抵抗なく食べられる人だから、イヌイットの人たちにも受け入れられるのかもしれない。なかなか厳しい食生活ですよ。イラストや写真や欄外の一問一答など、楽しく頁が進みます。2023/08/15
HNYYS
5
図書館本。北極のお話は今までも何度か読んできましたが、このお話なら、小学生でも短い時間で、サクッと読めてしまう創りになっていると思います。2020/07/29
おーうち
4
児童書ですが興味深く読めます。家電が登場する前と今、犬ぞり、食べ物、生肉と塩ゆで、南極と北極の違い、動物、イヌイットとエスキモー。各ページにミニクイズが載っていて、その次のページに答えがある。著者は私と同世代で毎年冬に北極で暮らしている。南極観測隊に行かれたことがあるらしい。スキルあるのにそれほど稼げないのは少し不公平な気がするけど、おおらかな人柄に磨かれるのかもしれません。プライスレスな体験をよくぞまとめてくださったと感謝。2020/02/01
32gon
2
北極って北極あたりをさす言葉であるよう。北極のくらしがわかりやすい言葉で書かれている。洗濯物を干すとパリパリに凍るけど、乾燥しているからパリパリなまま乾くとか。へぇが満載。2020/01/30