内容説明
「検査をしても病名がわからない」「医者がはっきりとしたことを言わない」「薬を飲んでもスッキリ治らない」なぜ、医者に病気は治せないのか?医者・医学者として60年、最後にたどりついた生きかたとは―。
目次
序章 自分の面倒を見られない人は、大往生できない
第1章 なぜ、病院に行っても治らないのか
第2章 医者でも「名医」を見つけるのは難しい
第3章 病気のほとんどは病名がわからない
第4章 自分の面倒を自分で見続けるために、できること
第5章 「病気は治らないもの」と心得る
終章 本当は遅れている日本の医療
著者等紹介
渥美和彦[アツミカズヒコ]
東京大学名誉教授。1928年生まれ。1954年東京大学医学部を卒業し、心臓外科を専攻。人工心臓、レーザー治療、電子カルテなどの最先端医療の研究に取り組む。東京大学医学部医用電子研究施設助教授、教授、施設長を歴任し、1989年に退官。鈴鹿医療科学大学学長を経て、2008年に一般社団法人日本統合医療学会を設立して理事長に就任。現在、同学会名誉理事長。2012年・秋に瑞宝中綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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涼
26
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2020/02/post-c9a81b.html2020/02/09
monotony
1
現代(西洋)医学の現場に数十年外科医として関わって来たなかで思い知った限界。著者自身の病気体験などから目に見えないものや心身のバランスを大切にする東洋医学の可能性にも注目。どちらも否定しない統合医療という考え方を提唱する。この考え方ですよ。これから必要になるのは。表紙の本人写真の人柄が伝わってくる文章も読みやすく、じわじわ来ます。2013/06/02
ゆ
0
お仕事関係で。2014/04/30
よっしい~
0
著者や近藤誠氏のように、患者が一方的に医師に頼り切らない医療法を示してくれる人が増えると有り難い。 後期高齢者の私だが、老化と折り合いながら、未病から発病となるのは仕方ないと考える此の頃。 自然死が理想だが、自分で選べないのが困ったものだ。2013/06/30