富山売薬薩摩組

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富山売薬薩摩組

  • 植松 三十里【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784908110146
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

薩摩藩大坂蔵屋敷。「昆布や薬種を売り買いして、民百姓を楽にしてやりたいのだ。清国人、薩摩人、そして、そなたらが薬をもたらす他国の者どもも、安く良薬を得られる。どれほど多くが助かるか」破綻寸前の財政改革に挑む薩摩藩家老・調所広郷が富山売薬薩摩組の密田喜兵衛に蝦夷昆布の密貿易を持ち掛けた。最後に調所は声をひそめて所望した。「一服で確実に死ねる毒薬を用意してもらいたい」。日本開国史を塗り替える衝撃の人間ドラマが始まる!

著者等紹介

植松三十里[ウエマツミドリ]
静岡市出身。1977年東京女子大学史学科卒。出版勤務などを経て2003年に『桑港にて』歴史文学賞受賞。09年に『群青』で新田次郎文学賞、『彫残二人』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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KAZOO

91
この作家さんははじめてです。中山七里さんと同じく、「さんじゅうり」と読むかと思っていましたが「みどり」と呼んで女性の作家さんなのですね。名前で間違ってしまったのは木内昇さんと村木嵐さんで最初はやはり男性作家だと思っていました。これは最近読んだ宮本輝さんの「潮音」4部作がやはり富山の薬売りを長いスパンで書かれていますが、それを薩摩藩との関係やその密貿易に絞って書かれており楽しめました。薩摩藩の家老の調所との関係がよくわかります。少しこの作家さんを読んでみようと思いました。2025/07/08

アイシャ

35
名高い富山の薬売りは、元々立山の修験者が自分のための薬草を集めたことが始まりだったとか。薬の詰まった箱を各家庭に置いて来るスタイルは、『先用後利』というんだそうだ。先ずはお互いの信用あっての商売方法。高価な薬種獲得に苦労する富山の薩摩組が、その薩摩藩の家老調所から、船を持ち昆布を函館で買い付けて鹿児島までの運搬を依頼される。その対価は琉球からの薬種との交換。それは当時幕府から禁止されていた抜け荷。高価な薬を一人でも多くの人に届けたい、能登屋主人の喜兵衛はその危険な仕事を引き受けるのだが。いい作品だ。2023/12/31

RIN

16
薩摩藩の財政再建のため調所広郷の肝入りで富山の薬売り薩摩組が北前船で密貿易を行うという、薩摩と富山の藩ぐるみのミッション。実在の話だし末裔もご健在だからか、割りときれいにまとめた感じ。鹿児島でも昨今は調所広郷が再評価されてきているが、調所はこれまで、言ってみれば吉良上野介とか井伊直弼みたいな対立方の正当化のために極悪人として描かれてきた感も(斉彬公の功績は功績として)。この話は謂わば表の薩摩組の話だから、もっとエグイ裏の薩摩組の話も読みたいな。2025/06/23

パラオ・スパニッシュフライ

16
幕末後期の富山藩。諸国を薬売りとして行商している組の人達。薩摩組の嘉兵衛は、薩摩藩の家老調所広郷から昆布の密輸を持ちかけられて密貿易にてを染める。幕末前夜の各藩との関係や当時の薬売りの実態が細かく描かれており楽しく読めました。大きな歴史には名が残らないですけど、歴史の1ページを作るために動いていた江戸時代の人々の暮らしがよくわかる物語でした。2025/04/20

newman

9
面白かった。人の役に立つのが生きがいだとする富山の薬売りの話。昔、うちにも富山の置き薬があり紙でできた風船をもらったりしていた。いつの間にか自宅に売薬を置くようになって富山の薬売りは来なくなってしまったが。現在、NHKのBSで「篤姫」を再放送していて調所広郷が出てきた。当然のことだろうが本書の通りの人と思われた。薩摩組は遠い所を割り当てられ大変だったのがよく分かった。ずっと歴史小説と思って読んでいたから最後の主人公が亡くなった後のあの世に行った部分はない方が良かったかな。2024/02/24

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