内容説明
天皇も武将も、なぜ「陰陽師」に頼ったのか?神話と現代をつなぐ、鬼・神々・そして呪術の日本文化論。
目次
昔話深層篇(桃太郎はなぜ「桃」から生まれるのか;一寸法師は、なぜ「法師」なのか;浦島太郎のルーツを求めて;山幸彦・海幸彦―浦島伝説とのつながりはあるのか)
古代神篇(アメノミナカヌシ―伊勢神宮と結びつく、天地創成の根源神;アマテラスの深層;「神明社」の謎―京の都に棲まうアマテラス;伊勢神宮成立の深層と渡会氏・宇治土公氏たち;国引きするスサノヲ―中世の出雲神話の世界へ;クエビコ・タニグク・ヒルコ)
異貌神篇(失われたカミたちを求めて;摩多羅神―天台寺院に伝わる、芸能と修行道場を守護する謎の神;牛頭天王―スサノヲ。御霊信仰、陰陽道を習合した、最強の防疫神;泰山府訓―死者をも「蘇生」させる、陰陽道の最高神;狐―伏見稲荷の深層)
歌舞伎・神楽篇(『日本振袖始』が描くスサノヲ神話とは;ヤマトタケル・古事記・本居宣長;鬼が主人公となる「神楽」とは;荒神信仰と神楽の世界から)
陰陽師・呪術篇(呪術と祈〓の深層へ;陰陽道と陰陽師の実像;陰陽師、星を観る;鬼と陰陽師―「追儺」の現場から;いざなぎ流の呪術;野狐加持の秘法とは)
著者等紹介
斎藤英喜[サイトウヒデキ]
1955年東京生まれ。日本大学大学院文学研究科博士課程満期退学。椙山女学園大学短期大学部助教授、佛教大学文学部教授、佛教大学歴史学部教授などを歴任。2024年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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