内容説明
中世神道の秘儀「十種の神宝」の謎が明かされる。それは、植芝盛平の「合気」の世界の奥儀でもあった。アストラル体のレベルのイメージを開く具体的な瞑想法として両部神道の「天の岩屋戸」を解説。次に合気道の秘教的な世界を解明するため山王神道で行われたアカシック・レコードの霊視の秘伝を公開。そして最後に十種の神宝の大極秘伝にかかわる部分に触れ、盛平が合気道を「魂の比礼振り」としていた理由を解明する。
目次
概説 霊視と逸脱の神道
第1章 太古の記憶「呼吸力」―両部神道(麗気の「光」を視る;森羅万象を包む麗気;託宣とアカシック・レコード ほか)
第2章 秘匿された極秘伝「三角体」―山王神道(「逸脱」の情熱;霊的エネルギーとしての「狭霧」;神々と先天の世界 ほか)
第3章 最奥儀としての「魂の比礼振り」―十種の神宝(合気道と十種の神宝;瀛都鏡、辺都鏡と合気;八握剣と転換 ほか)
著者等紹介
清水豊[シミズユタカ]
1960年生まれ。十代より八卦拳、楊家太極拳、合気道、大東流、新陰流、立身流などを修行する。また中央大学、國學院大學大学院、国立台湾師範大学などで神道や中国思想の研究を行う(専攻は思想史)。大学院在学中から植芝盛平の神秘思想に関する論文を多数発表。現在は執筆のかたわら八卦門両儀堂で太極拳、八卦拳、合気之術の教授を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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