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内容説明
「活字離れ」「絵離れ」に異論あり!私設の図書館・美術館館主による読書・鑑賞について。
目次
1章 美術館と図書館
2章 「活字離れ」と「絵離れ」
3章 「絵を読む」「本を観る」
4章 “ツン読”の歓び
5章 「読む」より「買え」
6章 書棚は一冊の辞書
7章 「感想文」より「感動文」を
8章 「本」と旅に出よう
終章 オリーヴの読書館
著者等紹介
窪島誠一郎[クボシマセイイチロウ]
1941年、東京生まれ。印刷工、酒場経営などへて、79年、長野県上田市に夭折画家の素描を展示する「信濃デッサン館」(現KAITA EPITAPH 残照館)を創設、1997年、隣接地に戦没画学生慰霊美術館「無言館」を開設。2005年、「無言館」の活動により第53回菊池寛賞受賞。2016年、平和活動への貢献により第1回澄和フューチャリスト賞受賞。おもな著書に『無言館ものがたり』(第46回産経児童出版文化賞受賞・講談社)、『鼎と槐多』(第14回地方出版文化功労賞受賞・信濃毎日新聞社)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
112
著者は長野県で美術館、図書館を創設し、菊池寛賞を受賞している人物。本に対する思い入れが独特です。普段私がふわっと考えている事を見事に言語化されてもいます。蔵書というものは人生の一つ一つのレンガを積み上げていく作業に似ている。人生という建築物を1冊1冊積み上げていく。即ちその蔵書という自分の精神の魂の分身と言っていい1つの世界はその人の人生観、その人の生きてきた道、生き方そういうものを表現しているものである。…本は読んでもいい…読まなくてもいい…今日一日を書物浴の日にしてみないか…長野の図書館行ってみたいな2024/04/17
tamami
64
著者は、長野県上田市の町外れで美術館を営み、15年ほど前には「オリーヴの読書館」という図書館も誕生させた。世の中の「絵離れ」「美術館離れ」と共に「活字離れ」を気遣う著者は、人々は、歩き続け、走り続けている間は自分の姿がなかなかつかめない、そのためにも、「止まる」「佇む」ということが必要ではないか、「美術館」や「図書館」はそのための空間ではないかと訴える。子どもの頃から大の読書好きで、豊かな読書体験を持つ著者は、読書とは本に書いてある知識や学問を得ることだけにあるのではなく、その本を読んでいる時間、その本と2024/05/28
あまね
18
本好きの方々にとっては、首肯するあたたかなメッセージが沢山ある本だと思います。電子書籍もいいですが、紙の本を読む時の手触り、匂い、パラパラとページを行きつ戻りつする豊かな時間は私にとってかけがえのないものです。その思いを同じくしている方の言葉は本当に優しく、ハッとするメッセージも多く頂きました。あっという間に読めてしまいますが、出会えて良かったエッセイでした。2024/06/06
yurari
3
/美術評論家の坂崎乙郎氏によると、絵は読むもの/書物の光を浴びる。ずらりと並んだ本の背文字から放たれる光を体に取り入れる。それだけでも十分に書物のパワーを得られる事がある/2024/05/11
snakedoctorK
1
図書館と美術館の在り方についての本。 本の考え方に一部共感できないところはあったけれども、この方の運営する美術館、図書館には行ってみたいです。2025/07/18
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