内容説明
日本を離れてスペインで働き、恋をして…だが、自己不信から拒食症に。―強制的に入院させられたスペインの摂食障害病院では、厳しい食事管理やセラピーが待ち受けていた。「食」を改善し、社会とのつながりを持たせ、ケイコを自己再生の道へ踏み出させてくれたものは？明るい光の中で、「潮もかなひぬ、今はこぎ出でな」とつぶやく最後の場面は、感動的である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
36
摂食障害の物語でした。食べること、食べないことは精神をから左右されます。病院に入院するほどの衝撃もそろぞれなんですね。食べられる幸せ、食べられない幸せがそれぞれの登場人物にあるのだと思いました。2025/02/25
