内容説明
モラルの探究とは、神の望み(トーラー)を見出し自己変革する努力である。それゆえ聖書は「主を畏れることは知恵の初め」(箴1・7)と我々を励す。現代社会が失いつつある「モラル」を再考する。
目次
キリシタン時代の「モラル」
モラルの人間学
モラルは自己実現の道
倫理における良心と根本的選択
現代世界にゆるしの秘跡を生きる
小さなことに、大きな愛を―マザー・テレサに学ぶ人間らしい生き方
モラル 美しく生きるため
“道徳の系譜”の診断を経由しての、原宗教性への回帰―道徳神の権化に対抗しての「共に住まうこと」のキリスト教的エートス
キリスト教―ゆるしの宗教
企業のモラル
今日のメディアモラル―優しさと愛で真実を伝える
仏教徒とモラル
著者等紹介
梶山義夫[カジヤマヨシオ]
イエズス会司祭。上智大学文学部史学科卒業、上智大学哲学研究科および神学研究科博士前期課程修了。現在、イエズス会社会司牧センターおよび旅路の里所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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